連続用紙
別名:連続帳票,ファンフォールド紙
【英】continuous paper, fanfold paper
連続用紙とは、プリンタなどの用紙の一種で、連続印刷が可能な長い用紙のことである。扇子(fan)のように交互に畳まれており、一枚ずつ展開しながら利用される。
連続用紙のページの両側にはスプロケットホールと呼ばれる紙送り用の丸い穴が並んでおり、プリンタに備わっているトラクタフィーダと呼ばれる装置に連続用紙をセットすれば、自動的に送り出しを行うことができるようになっている。スプロケットホールを利用してバインダーなどに綴じることもでき、ページとの間に入れられたミシン目でページだけを切り離せるようにもなっている。
連続帳票
(連続用紙 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/29 13:13 UTC 版)
連続帳票(れんぞくちょうひょう)とはコンピュータのプリンターで使われる連続した専用の用紙の一つである。
一般的には、LP用紙、連続用紙(continuous paper)[1]、フォーム用紙[2]、ファンフォールド紙(fanfold paper)[1]などとも呼ばれている。またレーザープリンターの連続帳票は、NIP紙(Non Impact Printer用紙)[3]とも呼ばれている。
概要
読んで字のごとく連続した用紙が続いているものであり、切断が可能なミシン目を折り目として折りたたまれている[4]。両サイドにスプロケットホールと呼ばれる穴が等間隔に開いており、プリンターのトラクターフィーダ[5]に噛み合わせて用紙送りをする。流通単位は箱である。
ラインプリンタ、シリアルプリンタなどで利用されてきたが、現在は主に高速のレーザープリンタ等で使用されている。
メインフレームに接続される一部の高速印刷プリンターで使用され、定期的に送られる明細書など多量印刷が行われた[6]。この他、複写用紙が出来るため、運送会社の伝票など現在でも用途は広い。
一般的にはインチ単位でサイズが決まっているが、一定の大きさに裁断する装置もあり、A4判用紙などを扱えるものも存在する。
従来、LP用紙と呼ばれていたものはラインプリンターが高速のレーザープリンターに置き換わっていったため余り使用されなくなった。
連続帳票に対して、切り離されている用紙を単票(カット紙[7])と呼ぶ。
脚注
- ^ a b 連続用紙とは - IT用語辞典バイナリ(Weblio)
- ^ フォーム用紙 - コトバンク(世界大百科事典)
- ^ NIP - 伝票印刷用語集(福井しすてむさーびす)
- ^ ファンフォールド(fanfold)紙の由来は、折りたたんでいる様子を扇子(fan)に見立てたもの(連続用紙とは - IT用語辞典バイナリ)
- ^ トラクタフィーダとは - IT用語辞典バイナリ(Weblio)
- ^ 最新のデジタル印刷機は、ロールあるいは枚葉でより高速に印刷することができるため、こうした用途で使われる必然性は失われている
- ^ 「カット紙」とは:パソコン関連用語の意味・解説 - 日経BP PC Onlin(日経パソコン用語事典2008)
関連項目
連続用紙と同じ種類の言葉
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