連盟の運営への女流棋士の関与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:51 UTC 版)
「女流棋士 (将棋)」の記事における「連盟の運営への女流棋士の関与」の解説
1974年に女流棋士制度が発足してからも長きにわたり、日本将棋連盟の正会員として、棋士総会に出席して議決権を行使できるのは棋士のみであった。女流棋士が日本将棋連盟の運営に関与できない状況が続いていたが、2010年11月12日に行われた日本将棋連盟臨時総会で、「女流四段以上またはタイトル経験者」である女流棋士9名が2011年4月から正会員になることが決まった。 2011年4月1日付で、社団法人日本将棋連盟が公益社団法人となると同時に施行された定款では、下記のように規定されている(『第1項』『第2項』は理解の便のため引用者が挿入)。 第3章 会員(会員の構成)第5条第1項 本連盟に次の会員を置く。(1) 正会員 本連盟の目的に賛同し入会した者で日本将棋の伝統を存続し、普及発展を図るため棋力が一定の水準に達したことを理事会で確認した棋士(四段)、女流棋士(日本将棋連盟所属、タイトル獲得者又は女流四段以上)とする。(2) 準会員 本連盟の目的に賛同し入会した者で日本将棋連盟の伝統を存続し、普及発展を図るため棋力が一定の水準にある女流棋士(女流2級から女流三段)、指導棋士とする。(3)略(4)略第2項 前項の正会員をもって一般社団法人及び一般財団法人に関する法律上の社員とする。 さらに、清水市代が2017年5月に日本将棋連盟常務理事に就任し、女流棋士として初めて、連盟の業務執行に携わることとなった。
※この「連盟の運営への女流棋士の関与」の解説は、「女流棋士 (将棋)」の解説の一部です。
「連盟の運営への女流棋士の関与」を含む「女流棋士 (将棋)」の記事については、「女流棋士 (将棋)」の概要を参照ください。
- 連盟の運営への女流棋士の関与のページへのリンク