通町 (川越市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/31 12:37 UTC 版)
通町
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丸広百貨店駐車場(建物は新富町に所在)
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国 | ![]() |
都道府県 | ![]() |
市町村 | ![]() |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
350-0044[1]
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市外局番 | 049[2] |
ナンバープレート | 川越 |
通町(とおりまち)は、埼玉県川越市の町名。郵便番号は350-0044[1]。
地理
旧川越街道(埼玉県道51号)に沿った南北に長い区域である。川越市の中心部に位置し、東側で西小仙波町、南側で南通町、西側で新富町、北側で松江町と接する。
本川越駅・川越駅から徒歩圏内であるが商業集積は見られず、丸広百貨店川越店の駐車場が広がるほか、マンションと低層住宅が混在する。
歴史
川越街道に沿って左右に川越藩の組屋敷が並んでいたことから、古くは組町というのが正式な町名だった[3]。街道沿いであることから俗に通組町[3]または通町と呼ばれるようになった[4]。通町は下松江町との境から南に七町四十五間あったとされ[3]、これはおおむね現在の南通町までを含む範囲に相当する。属する村は大仙波、脇田、松郷などかなり入り組んでいたとされ[5]、1908年(明治41年)の地図にも通町、松郷通町、川越通町などの区分が見られる[6]。また、新田町(現在の新富町)との間には、黒門町、梵心町、一番町といった町名も存在した[6]。一番町の名は現在通りの名称として残されている。
1962年3月1日に川越市の第二次町名・地番整理が行われ、それまでの通町の北側(現在の一番町通りまで)と新田町の一部が通町となった[7]。一方、旧大字川越字通町であった範囲[8]は同年8月1日、脇田町の一部とともに南通町となった[9]。
交通
鉄道は町内を通過しておらず、駅もない。前述の通り、西武新宿線本川越駅まで徒歩5分程度、東武東上本線・JR川越線の川越駅まで徒歩15分程度である。
埼玉県道51号川越上尾線が区域内を南北に貫いている。1967年に川越バイパスが開通する前は国道254号であった。この県道を経由して川越08系統があり通町と川越工業高校前の2つの停留所が設置されているが、同系統は2025年現在は土日の朝に1往復のみが走る。
施設
大規模な公共施設、総合病院、学校、郵便局、金融機関、大規模店舗は存在しない。
脚注
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月30日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2025年3月30日閲覧。
- ^ a b c 板倉 1917, p. 14.
- ^ 中嶋 1917, p. 145.
- ^ 板倉 1917, p. 15.
- ^ a b 川越市教育委員会 1981, 附図 川越市街全図(明治41年).
- ^ 「中心部の町名町界決まる」『川越市政だより』第136号、川越市、1962年2月10日。
- ^ 川越市教育委員会 1981, 附図 川越市町名地番整理地域新旧対照図(その四).
- ^ 「中心部の町名地番整理 八月から十七町が誕生」『川越市政だより』第141号、川越市、1962年7月10日。
関連項目
参考文献
- 通町_(川越市)のページへのリンク