六軒町 (川越市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/30 09:49 UTC 版)
六軒町
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川越市駅東口
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国 | ![]() |
都道府県 | ![]() |
市町村 | ![]() |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
350-0041[1]
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市外局番 | 049[2] |
ナンバープレート | 川越 |
六軒町(ろっけんまち[1][3])は、埼玉県川越市の町名。現行行政地名は六軒町一丁目および二丁目。郵便番号は350-0041[1]。
地理
川越市の中心市街地に位置する。北で末広町・仲町、東で連雀町、南東で中原町、西で田町・三光町と隣接する。川越市駅東口があり、住宅地として利用されている。
歴史
かつては喜之助町という名称であった[4]。人がほとんど住んでおらず、久太郎という名の狐が人を化かしていたという言い伝えが残っている。久太郎狐は張り子の面[5]や和菓子の名前[6]などに用いられている。
榎本[4](または橋本[7])勘解由という人物が最初にここに居住したとの記録が残っている。妙養寺の門前に六軒の家があったことからその周辺が六軒町と呼ばれるようになり、やがて地域全体の名前になった。
その後、入間川街道や飯能方面への道が整備され交通の要衝となったが、時代が明治になり1895年に川越鉄道が開通すると、物流は六軒町から離れた[8]。これに危機感を持った住民は東上鉄道建設に際して土地5000坪を寄付し、川越町駅の誘致に成功した。地域史資料によっては、当初の駅名を六軒町駅と記載する例も見られる[9][10]。
1962年(昭和37年)3月1日に川越市中心部の町界・町名整理が実施され[11]、旧六軒町・野田町の一部が六軒町一丁目に、また旧六軒町・境町・中原町の一部が六軒町二丁目にそれぞれ整理された。一方、旧六軒町の一部で中原町に整理された区域と、旧境町・御鷹部屋町とともに三光町となった区域もあった。
交通
鉄道
バス
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道路
施設
- 埼玉県立川越女子高等学校
- 川越市中央公民館分室 - 平成31年より貸出停止中[12]
- 川越六軒町郵便局 - 1979年から2023年まで六軒町内に所在したが、隣接する田町に移転した。国の登録有形文化財である旧六軒町郵便局も田町である。
- カトリック川越教会
- 丹徳庭園
脚注
- ^ a b c “郵便番号”. 日本郵便. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2023年9月21日閲覧。
- ^ “埋蔵文化財発掘の届出が不要な地域一覧”. 川越市 (2024年11月22日). 2025年3月11日閲覧。
- ^ a b 板倉 1917, p. 73.
- ^ いわの美術株式会社. “川越張り子面 荒井良作 久太郎狐面 郷土玩具”. 2025年3月11日閲覧。
- ^ くらづくり本舗. “9/1より川越昔話「久太郎狐(芋パイ)」販売開始のお知らせ。”. 2025年3月11日閲覧。
- ^ 間宮 1981, p. 217.
- ^ 山下龍男 (2001年3月9日). “東上沿線 車窓風景移り変わり 第18号 No.21「川越町駅碑々文」と六軒町駅について”. 2025年3月11日閲覧。
- ^ 川越市総務部庶務課市史編纂室 編『川越市史 年表』1986年3月、270頁。NDLJP:9643951/144。
- ^ 富士見市教育委員会 編『富士見市史 通史編 下巻』1994年10月、227頁。NDLJP:9644777/134。
- ^ 「中心部の町名町界決まる」『広報川越』第136号、川越市、1962年2月10日。
- ^ “中央公民館分室の概要”. 川越市. 2023年10月8日閲覧。
関連項目
参考文献
- 六軒町_(川越市)のページへのリンク