迷走する機体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 07:03 UTC 版)
「インディアン航空814便ハイジャック事件」の記事における「迷走する機体」の解説
814便はアムリトサル空港で燃料を補給後に再び離陸した。燃料はわずか10分しか飛べない量だった。その後ラホールで再度燃料を給油した814便は、25日午前0時5分にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ近郊の空軍基地に着陸した。ここで犯人は57人の女性と13人の乳幼児の解放と引き換えに燃料と食料の補給を要求した。 UAEのアブドラ情報相は犯人が燃料補給を条件に女性と子供の解放に応じたと伝えた。同国のムハマド国防相が犯人側との交渉に応じた結果、犯人は給油のほか、食料や水、けが人を治療するための医薬品を要求した。UAE政府は要求に応じ、814便に給油した。 この時、UAE政府は特殊部隊を機内に突入させる計画を立てていたが、犯人がコックピットを占拠しているため突入は見送られた。 犯人は午前4時40分に乗客27人を解放し、25日午前5時に再び814便を離陸させた。この時、犯人に刺殺された男性乗客1人の遺体が引き渡されたが、犯人の正体や要求や最終目的地は不明のままだった。
※この「迷走する機体」の解説は、「インディアン航空814便ハイジャック事件」の解説の一部です。
「迷走する機体」を含む「インディアン航空814便ハイジャック事件」の記事については、「インディアン航空814便ハイジャック事件」の概要を参照ください。
- 迷走する機体のページへのリンク