近現代における位階制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 17:38 UTC 版)
「冠位・位階制度の変遷」の記事における「近現代における位階制度」の解説
職員令叙位条例位階令1正一位 2従一位 3正二位 4従二位 5正三位 6従三位 7正四位 8従四位 9正五位 10従五位 11正六位 12従六位 13正七位 14従七位 15正八位 16従八位 17正九位 18従九位 19大初位 20少初位 明治時代の初期には新たに近代的な太政官制が敷かれ、多くの制度が再編整備された。この中で位階制は正一位から少初位まで18階に簡素化された(後に初位の上に九位を設けて20階とした)ものの、律令制での官位相当制に倣い新たに作り上げられた官職制と深く結びついて存在した。しかし1871年9月24日(明治4年8月10日)に出された明治4年太政官布告第400号により、従来の官位相当制が廃止されて新たに15階からなる「官等」が定められたことにより位階制と官職制との関係は絶たれた。もっとも位階は廃止されず専ら顕彰のための制度として、また「官位勲爵」と総称される官職・位階・勲位・爵位すべての序列を束ねる制度として機能した。
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