近年・ベビーフェイス化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 05:39 UTC 版)
「CHAOS (プロレス)」の記事における「近年・ベビーフェイス化」の解説
CHAOSは、結成初期こそ観客からはブーイングの嵐を浴びていたが、コミカルな反則殺法やムーブ、白熱した好ファイトを見せるようになるとブーイングは消え失せていった。更に、鈴木軍やBULLET CLUBといった新たなヒール軍団の台頭に対して積極的に迎撃し始めるといったアンチヒーロー的な人気を得るようになる。 2012年には、海外遠征から凱旋帰国したオカダ・カズチカが加入すると、IWGPヘビー級王座の初挑戦での戴冠やG1 CLIMAXの初出場初優勝といった実績を残す。これにより、オカダは中邑と共にCHAOSの2枚看板として頭角を現すようになった。結成当初のメンバーである石井智宏もこの頃からG1などで好勝負を連発したり、NEVER無差別級王座を奪取したりと存在感を一気に挙げるようになる。 一方で、ヒール色の強い飯塚高史や高橋裕二郎 (飯塚は鈴木軍、裕二郎はBULLET CLUBに加入した。) といったメンバーが2014年に脱退し、同じくヒール色の強いメンバーであった矢野が徐々にコミカル系のキャラクターに転向していった為、ユニットとしてのヒール色は更に薄れていった。この頃から桜庭和志を始めとした明確なヒール転向をしないままCHAOSへ加入するメンバーが現れるようになり、2016年には後藤洋央紀やウィル・オスプレイがベビーフェイスの立場を維持したままCHAOSに加入した。 このように、近年のCHAOSはベビーフェイス寄りの立場を取るユニットとなったが、CHAOSは名目上はあくまでも「反体制側のユニット」とされ、本隊とは敵対する形のアングルが長らく組まれていた。
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