近年・現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/19 00:11 UTC 版)
ポスト冷戦において、オランダ軍も国際協力のため海外に派遣されるようになり、軍情報部はそれに随伴して活動を行うのだったが、オランダにとって政治的にも軍事、情報的にも大きな転機となる事態があった。1995年のボスニア紛争におけるスレブレニッツァ事件である。このとき現地に駐留していたオランダ軍は、優勢なセルビア軍の前に抵抗できず、数千人の死者を出した虐殺事件を防ぐことができなかった。オランダ軍と政府はヨーロッパ諸国からも自国民からも大批判を浴び、政府も軍も当時著しく軽視されていた情報活動に対する認識を改めるきっかけとなった。(AIVDも参照) 2002年、MIVはMIVDに改編拡張された。オランダ軍はアフガニスタン、イラクにおいて展開したが、そこではMIVDも活動している。イラクでは、当然、日本の自衛隊とも関係を持った模様である。
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