近世・近代の停滞と現代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/22 06:15 UTC 版)
「マニセス (陶磁器)」の記事における「近世・近代の停滞と現代」の解説
16世紀末から17世紀にはバレンシア地方の窯業が衰退し、カタルーニャ地方のバルセロナがイスパノ=モレスク陶器製造の中心地となった。1575年以後にはマドリードに近いタラベラ・デ・ラ・レイナが政府の庇護を受けて勃興し、マニゼスをしのぐ繁栄をみた。16世紀末以後にはマニゼスの窯業が停滞したが、19世紀後半にはタイル産地として力強く復活し、新たな市場を開拓した。1914年にはマニゼス陶芸専門学校が設立され、芸術的陶器、磁器、タイルなど、様々な形態の窯業の研究も行っている。20世紀半ばにはホセ・ヒメーノ・マルティネス(スペイン語版)が活躍し、市内のブラスコ・イバニェス通りにはマルティネスの彫像が設置されている。マニゼスでは世界陶磁ビエンナーレが開催されており、2015-2016年大会で12回目を数える。2008年時点でも約20軒の工房で陶器が製造されている。
※この「近世・近代の停滞と現代」の解説は、「マニセス (陶磁器)」の解説の一部です。
「近世・近代の停滞と現代」を含む「マニセス (陶磁器)」の記事については、「マニセス (陶磁器)」の概要を参照ください。
- 近世・近代の停滞と現代のページへのリンク