転用と更新・廃車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/09 04:44 UTC 版)
「ロンドン地下鉄1972形電車」の記事における「転用と更新・廃車」の解説
2次車はジュビリー線開業に備えて1977年から1979年にかけて全車がベーカールー線スタンモア支線(後のジュビリー線の北半分)に移ったが、1980年代初期の乗客減により、1983年に2次車4編成を1次車と混用可能な仕様に改造の上でノーザン線に転用、さらにジュビリー線への1983形電車の第1陣投入により、1984年から1985年にかけてさらに14編成がノーザン線に転用された。ジュビリー線に残った編成も1989年の1983形電車第2陣投入によりベーカールー線に転用されている。1980年代末から1990年代前半にかけて、キングス・クロス駅火災事故の再発防止策の一環としての難燃化や車両への落書き対策としての外板塗装などを含む更新工事、ワンマン運転(One Person Operation, OPO)対応の工事が行われた。なお、1995形電車の投入によりノーザン線での運用は1999年2月3日を以て終了した。これにより余剰となった未更新の1次車20編成のうち、3両ユニットの大部分は間もなく廃車解体されたが、4両ユニットはヴィクトリア線への追加転用やウォータールー&シティー線への転用計画があったため、一旦各地へ疎開留置された。しかしながらこの転用計画は実現せず、事故車補充用として2次車や1967形へ転用されたごく一部を除き、2000年代初頭までに廃車解体されている。
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