転居すること93回とは? わかりやすく解説

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転居すること93回

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 18:13 UTC 版)

葛飾北斎」の記事における「転居すること93回」の解説

北斎は、93回に上るとされる転居多さもまた有名である。一日3回引っ越したこともあるという。75歳時には既に56回に達してたらしい当時人名録『広益諸家人名録』の付録では天保7・13年版ともに「居所不定」と記されており、これは住所欠いた一名を除くと473中北斎ただ一人である。北斎転居繰り返したのは、彼自身と、離縁して父のもとに出戻った娘のお栄葛飾応為)とが、絵を描くことのみに集中し部屋荒れた汚れたりするたびに引っ越していたからである。また、北斎生涯百回引っ越すことを目標とした百庵という人物倣い自分も百回引っ越してから死にたいと言ったという説もある。ただし、北斎93回は極端にしても江戸庶民頻繁に引越したらしく、鏑木清方は『紫陽花随筆』において、自分の母を例に出し自分30回以上引越したと、東京人引越し好きを回想している。なお、明治浮世絵師豊原国周は、北斎対抗して生涯117引越しをした。 最終的に93回目引っ越し以前暮らしていた借家入居した際、部屋引き払ったときとなんら変わらず散らかったままであったため、これを境に転居生活はやめにしたとのことである。

※この「転居すること93回」の解説は、「葛飾北斎」の解説の一部です。
「転居すること93回」を含む「葛飾北斎」の記事については、「葛飾北斎」の概要を参照ください。

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