転封の危機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 01:10 UTC 版)
元和5年(1619年)6月、幕府は広島藩主である福島正則に津軽への転封を、津軽家には信濃川中島藩への転封を命じる内示を出した。一見これは栄転に見えるが、実収入、移転にかかる諸費用、父祖の地を離れることなどを考えると、決して割のいい話ではない。この内示は実現寸前となり、信枚は移転費用捻出のため佐竹義宣より借財したり、家中の準備をさせる旨、家臣に通達している。しかし結局、藩主の信枚や満天姫らの幕閣に対する工作により、内示から1ヶ月も経たないうちに津軽家の移封は取り消された。代わって福島正則が信濃川中島藩に移された。
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