軌道と車輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 15:38 UTC 版)
「日本ロッキード・モノレール」の記事における「軌道と車輪」の解説
軌道に跨って走行する、いわゆる跨座式モノレールの一種である。跨座式モノレールはゴムタイヤを使用する方式が多いが、ロッキード式は鉄製車輪を使用する。 軌道は軌道桁に鋼鉄製のレールを配置している。軌道桁は縦1500mm、横900mmの矩形で、主にプレストレスト・コンクリート製や鉄筋コンクリート製、鋼鉄製である。軌道桁の上面中央に主レールを配置し、軌道桁の両側面下方にサイドレールを横倒しに配置する。レールは鉄道用の既成規格品を用いる。主レールの規格は50Tレールで、サイドレールの規格は22kgレールである。 車輪は駆動輪と左右の上部安定輪、および左右の下部安定輪がある。すべての車輪は、レールに接する面は鋼鉄製で、内部にゴムを挟み込んだ弾性車輪である。また、鉄道用の車輪と異なり、テーパーのない車輪である。下部安定輪の下側にのみ、車体が持ち上がって脱線することを防止するためのフランジが設けられている。駆動輪は主レールの上面を走行し、車体から軌道に駆動力を伝える。上部安定輪は主レールの頭部両側面を所定の圧力で挟み込む。下部安定輪はサイドレールの上面を所定の圧力で挟み込む。
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