車両の進化
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1995年8月28日に発売され、ムーバスでも使用された小型ツーステップバスの日野・リエッセは、前中2扉の路線仕様が標準で用意され、1997年12月8日には車椅子用リフトを備えたステップリフトバスも追加された。 翌1996年9月26日には、小型ワンステップバスの日産ディーゼル・RNが発売。スロープ板が標準装備され、リフトよりも手軽に車椅子を乗車させることが可能となった。 従来のマイクロバス車両が定員や乗降などの面で路線バスとしての使用に難があったのに対し、小型バス車両の進化によってコミュニティバスに適した車両が生産されるようになり、それまでバスが入れなかった狭隘路線にもルートを通せるようになった。1990年代に入ってコミュニティバスが普及した背景には、こうした車両技術の進歩によるところも大きい。 2000年代に入ると、2002年にはノンステップバスの日野・ポンチョ(初代)、三菱ふそうからもエアロミディMEが発売され、車種選択の幅が広がった。 その後は、国内バスメーカーの再編(UDトラックスの撤退、ジェイ・バス設立)、交通バリアフリー法やディーゼル自動車の排ガス規制(自動車NOx・PM法、ディーゼル車規制条例など)への対応により車種は集約され、小型バスの現行車種は日野・ポンチョ(2代目)のみとなっている。
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