超小型EV利用新変通システム

大車林

超小型EV利用新変通システム

英語 new transportation system with micro-electric vehicles

経済産業省が推進するプロジェクトで、ITS技術を活用したEVの共同利用により、利用者の利便性を重視した新しい交通システムを実現しようとするもの。共同利用システムは(1)都市の道路交通渋滞の解消(2)公共交通機関の活性化(3)都市の大気改善など環境問題への対応(4)都市の駐車場問題の解消などを狙ったもので、カーシェアリングシステムの実証研究ともいえる活動である。運用実験として(1)ビジネスユースのシティカーシステム(横浜MM21地区、新横浜地区：EV計50台)(2)住宅地セカンドカーシステム(多摩ニュータウン地区：EV30台)について、2000年6月から翌年2月にかけて実施された。それぞれの地域について、運用システムの確立(複数拠点運用、EVコミュニティ運用)と、稼働率の向上、運用コストの低減を目指した運用実験を行い、事業性検証のための有料実験に向けての基礎データが取得された。

参照 カーシェアリング、高度道路交通システム

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。