起源とコンセプト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 16:57 UTC 版)
「ホスト (ネットワーク)」の記事における「起源とコンセプト」の解説
オペレーティングシステムにおいて伝統的に「ターミナルホスト」とは、端末にサービスを提供するマルチユーザーのコンピュータやソフトウェア、あるいは自身より小さく低機能のデバイスに対してサービスを提供するコンピュータを指す。例として、テレタイプ端末やディスプレイ端末が接続するメインフレームコンピュータがある。他の例としてTelnetホスト(Telnetサーバ)やxhost(X Window System)がある。 「インターネットホスト」あるいは単に「ホスト」という用語は、インターネットとその前身であるARPANETの規格を定めたRequest for Comments (RFC) 文書の多くで使われている。ARPANETの発展途上において、ネットワークに接続したコンピュータは一般にメインフレーム・コンピュータ・システムであり、それにはシリアルポートで接続した端末からアクセスできた。それらのダム端末は、ソフトウェアを入れたり自身で演算処理する能力が無かったので、それらはホストとみなされなかった。それらの端末は、シリアルインターフェースや回線交換ネットワークを介してターミナルホストに接続したが、IPベースのネットワークに接続したわけではなく、IPアドレスは割り振られなかった。しかし今日におけるIPホストは、ターミナルホストとして動作できない場合もある。 RFC 871 はホストを、「ネットワークに参加している複数のオペレーティングシステムと共にリソースを共有するべく」コミュニケーション・ネットワークに接続した一般用途のコンピュータシステムと定義している。
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