起源から中世まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 00:20 UTC 版)
日本での造営は、寛弘4年(1007年)、藤原道長が大和国金峰山山頂に造営した金峰山経塚が最古で、はじめは貴族層が末法の危機感から弥勒下生に備え、経典を後代に伝えようとした意味があるという。 12世紀を盛期に一時衰退するが、中世には廻国聖が諸国で納経活動を行って庶民の間で広まり、現世利益や追善供養の意味が加わる。 富山県の五箇山一帯では、室町時代に集落単位で集団改宗した際に、それまで使用していた仏具や経典を埋めて経塚とした例がある。
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