資料室・会議室・執務室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 04:57 UTC 版)
「日本共産党中央委員会」の記事における「資料室・会議室・執務室」の解説
御厨貴は「言論と理論の党」の象徴として資料室と会議室の充実を本部ビルの特徴に挙げた。「資料室」(中央委員会書記局の部署)には13万冊の蔵書があるほか、国際関係や社会科学研究所付属の資料室、マイクロ・リーダーも備える。数字が無機的に付られ、用途の決められていない大中小、区切りのできる会議室が非常に多くある。2期棟の3階・4階には吹き抜けで500人収容の「大会議室」があり、中央委員会総会や地区委員長会議が開催できる。上田耕一郎もマスコミを招いた見学にて、「政党にとって重要な会議室を重視したこと」を説明している。 書記局や幹部会委員長などの執務室は7階にある。面積は1人当たり9.6m2と平均的な事務所と同じである。委員長室と書記局長室は秘書事務室から分岐しており、ドアは基本的に開放されている。御厨はこの構造を「幹部たちの往来自由な共同空間が確保され、少し歩けば互いにすぐ話ができる」と解説。また、書記局は学校の職員室のような趣があり、「これらの人々の執務に建築上からは、階統性の意識が反映されぬ形になっている」と分析した上で、色彩計画と総合して学校建築のイメージを重ね合わせている。
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