販売と規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:28 UTC 版)
実話誌は、書店よりもコンビニエンスストアでの販売によるところが非常に大きいが、他誌との競合の中で内容が過激化したために、コンビニエンスストア業界では区分陳列、出版側への包装・帯封の要請などの販売方法の変更が図られた。同時に、出版側も内容表現を抑制するなど自主規制を行ったが、東京都においては青少年条例に基く不健全図書(有害図書)の指定が強化されたため、大手コンビニエンスストアの自主規制(不健全図書の個別指定を受けたものは店頭から撤去または取り扱い停止)により、取り扱いを拒まれる実話誌も現れた。 実話誌などの雑誌のほとんどが東京で製作・出版される状況の中では、東京都の不健全図書指定の影響は大きく、出版業界の自主規制として「東京都の不健全図書として連続3回、もしくは年に通算5回以上個別指定された出版物は、特別な注文がない限り取次業者では扱わない」というルールが定められており、抵触した出版物は一般の書店でも事実上販売ができなくなる。 しかし、これらの規制は実話誌よりも成人向け雑誌(いわゆるエロ雑誌)が強く影響を受けたため、逆に成人誌が実話誌化する動きも見られた。
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