象徴としての鎌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 04:05 UTC 版)
ソ連の国旗に、農民の象徴として、工場労働者の象徴のハンマーと組み合わせたシンボル「鎌と槌」が使われている。 オーストリアの紋章、インドの政党にも用いられている。日本の家紋では「一つ鎌、入違い鎌、四つ鎌角、四つ鎌車」等で図案化した鎌が用いられている。 鎌(特に大鎌)は死神の象徴とされる。これには「生命を刈り取るもの」のイメージに由来するという説や、東欧の風習に由来するという。それは、土葬した死者が蘇って来ないように、首の前に鎌を添えて棺に入れたもので、こうすると蘇って立ち上がろうとしたときに首が切れてしまい、現世に立ち戻ることができないとされた。また、元々はローマ神話の農耕神の持ち物(アトリビュート)であったのが時代を経て現れたのだとも言う。 長野県佐久市下平尾の柴宮神社では、鎌倉時代の元寇の時に蒙古を「切り払う象徴」として巨大な鎌を御神体とした。
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