象徴としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 21:07 UTC 版)
主にヨーロッパと北米において、雪片は季節を表す伝統的な図像・モチーフとしてクリスマスシーズンによく使われる。キリスト教の祭典であるクリスマスは、人類の罪を贖うとされているイエスの受肉を祝うものである。そのため欧米のクリスマスでは伝統的に雪片が清らかさを象徴(英語版)する。イザヤ書が語るところでは、イエスの贖罪は人間の罪を神の眼前で「雪のごとく白く」する(Isaiah 1:18参照)。また雪片は「ホワイトクリスマス」とも関連付けられてきた。 雪片は冬季や寒冷環境の象徴としてもよく使われる。たとえばASTM工業規格では、運転条件の悪い冬道でトラクションを高めるスノータイヤには山と雪片を重ねたシンボルマークが付けられる。様式化された雪片は1968年、1972年、1988年、1998年、2002年の冬季オリンピックでエンブレムの意匠に取り入れられている。 紋章学でも盾に描かれる紋(チャージ)の一種に様式化された雪片(英語版)があり、冬やウィンタースポーツの象徴として使われることが多い。 Unicodeでは雪の結晶を表す記号が3種類符号化されている。U+2744「snowflake」(❄)、U+2745「tight trifoliate snowflake」(❅)、U+2746「heavy chevron snowflake」(❆) である。
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