論文無断使用問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 14:31 UTC 版)
「人間!これでいいのだ」の記事における「論文無断使用問題」の解説
ウィキニュースに関連記事があります。TBS「人間これでいいのだ」打ち切り TBSは2007年2月7日、同月3日放送の同番組内で、論文を無断使用したことを謝罪するとともに、表現に行き過ぎた点があったとする発表を行った。 番組では、千葉工業大学情報科学部教授(当時)らによる「可聴域を超えた高周波音が脳に与える影響」という学術論文を紹介した。そして、この論文を根拠に高周波音(番組内では「ハイパーソニック音」と表現)を聞くと頭がよくなるなどと表現したが、論文の研究者には記憶力向上とは結びつけることまでは断言できないとして取材を断られていた。論文の版権を所有している米国の出版社の許可に基づき使用したという。 また同日放送の中で、学習塾で風鈴の音を聞きながら学習する様子を紹介したが、風鈴は取材先との話し合いの上でスタッフが持ち込んだものであった。 TBSは不適切な表現について謝罪したが、データの改ざん等はなく、「捏造」や「やらせ」であることは否定している。関西テレビ「発掘!あるある大事典II」での捏造が発覚した直後の放送だった。 翌週2月10日の放送で、夜7時50分頃のエンドロールの前に川田アナからお詫び・訂正および謝罪が行われた。
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