諏訪町駅とは? わかりやすく解説

諏訪町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 13:41 UTC 版)

諏訪町駅
駅舎(2008年1月)
すわちょう
SUWACHŌ
TK01 八幡 (1.9 km)
(1.6 km) 稲荷口 TK03
所在地 愛知県豊川市諏訪三丁目250
駅番号 TK  02 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 豊川線
キロ程 4.4 km(国府起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
3,657人/日
-2020年[1]-
開業年月日 1945年昭和20年)1月27日
備考 無人駅(国府駅管理)
* 1955年 市役所前駅から改称。
* 0.6km八幡駅寄りに諏訪新道信号場あり。
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諏訪町駅(すわちょうえき)は、愛知県豊川市諏訪三丁目にある、名古屋鉄道豊川線である。駅番号はTK02。「町」を省いて単に「諏訪駅」と呼ばれることも多い。現在は無人駅となっている。

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅駅集中管理システムが導入された無人駅(管理駅は国府)である。2007年平成19年)3月13日までは有人駅であった。

線路の両側を道路に挟まれて、狭隘な立地となっている。駅周辺でイベントが発生すると駅前の道路に列が溢れ返ることもある。また路上に臨時の出札窓口が置かれることもある[要出典]

改札口は2箇所あり、豊川稲荷寄りの東改札口付近には自動券売機(新規通勤manaca定期乗車券及び継続manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、7:00~22:00以外の時間帯はクレジットカードでの決済は不可能[5]となる)と自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)を1台ずつ備えている。一方、国府寄りの西改札口付近にはインターホンは設置されているが、自動券売機と自動精算機精算機が設置されていない。そのため、乗車券の購入や精算、ICカードの積み増しが必要な場合は東改札口を利用する必要がある。なお、いずれの改札口もトランパス導入前からあったが、駅の係員は東改札口にだけ配置されていた。そのため、以前は駅員配置時間帯は西口の使用はできず、東口で全ての乗降客を取り扱っていた。トイレは改札外に設置されている。

豊川線の駅で唯一、列車交換ができない。そのため、この駅の付近で上下の列車が接近している場合は、国府寄りに設けられている諏訪新道信号場(旧・諏訪新道駅)で列車交換を行う。

のりば
路線 方向 行先
TK 豊川線 上り[6] 豊川稲荷ゆき[7]
下り[6] 国府東岡崎名鉄名古屋方面[7]

配線図

諏訪町駅 構内配線略図

豊川稲荷方面

国府・
名古屋方面
凡例
出典:[8]


利用状況

  • 『移動等円滑化取組報告書』によると、2019年度の1日平均乗降人員は4,649人である[1]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,495人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中93位、 豊川線(5駅)中3位であった[9]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,616人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中101位、豊川線(5駅)中3位であった[10]

『愛知県統計年鑑』、『豊川市の統計』各号によると、一日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

一日平均乗車人員の推移
乗車人員 備考
総数 定期
1978(昭和53)年度 2329 1926 [11]
1979(昭和54)年度 2345 1919 [12]
1980(昭和55)年度 2300 1843 [13]
1981(昭和56)年度 2315 1858 [14]
1982(昭和57)年度 2372 1903 [15]
1983(昭和58)年度 2521 1924 [16]
1984(昭和59)年度 2545 1771 [17]
1985(昭和60)年度 2341 1596 [18]
1986(昭和61)年度 2262 1528 [19]
1987(昭和62)年度 2178 1455 [20]
1988(昭和63)年度 2160 1437 [21]
1989(平成元)年度 2243 1470 [22]
1990(平成02)年度 2260 1497 [23]
1991(平成03)年度 2264 1499 [24]
1992(平成04)年度 2296 1531 [25]
1993(平成05)年度 2268 1518 [26]
1994(平成06)年度 2151 1456 [27]
1995(平成07)年度 2149 1456 [28]
1996(平成08)年度 2063 1402 [29]
1997(平成09)年度 1955 1330 [30]
1998(平成10)年度 1891 1293 [31]
1999(平成11)年度 1817 1246 [32]
2000(平成12)年度 1790 1223 [33]
2001(平成13)年度 1826 1229 [34]
2002(平成14)年度 1852 1258 [35]
2003(平成15)年度 1869 1261 [36]
2004(平成16)年度 1868 1266 [37]
2005(平成17)年度 1896 1280 [38]
2006(平成18)年度 1942 1321 [39]
2007(平成19)年度 2014 1316 [40]
2008(平成20)年度 2071 1371 [41]
2009(平成21)年度 2037 1379 [42]
2010(平成22)年度 2062 1409 [43]
2011(平成23)年度
2012(平成24)年度
2013(平成25)年度 2254 [44]
2014(平成26)年度 2191 [44]
2015(平成27)年度 2250 [44]
2016(平成28)年度 2281 [44]
2017(平成29)年度 2337 [44]

駅周辺

諏訪地区は、戦時中の豊川海軍工廠建設までは、本野ヶ原の入会地を後背とした旧八幡村の一集落だったが、海軍工廠建設により発展した。戦後、市の中心的な商業・業務機能が集積した[45]が、近年では郊外型店舗の発達が著しく、市内で商業地が分散化傾向にあるため、市の中心拠点として空洞化への対策が課題となっている[46]

バス路線

当駅の北約300mのところには豊川体育館前バス停もあり、ここから豊川市コミュニティバスに乗車可能。

隣の駅

名古屋鉄道
TK 豊川線
快速特急特急急行準急・■普通
八幡駅(TK01) - (諏訪新道信号場) - 諏訪町駅(TK02) - 稲荷口駅(TK03)

脚注

  1. ^ a b 令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  2. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1054頁。 
  3. ^ a b 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、255頁。ISBN 978-4777013364 
  4. ^ 生田誠『名鉄の支線、廃線』 上巻、アルファベータブックス、2020年、18頁。 ISBN 978-4865988611 
  5. ^ 名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2025年3月1日閲覧。
  6. ^ a b 路線別時刻表|電車のご利用案内|名古屋鉄道”. 2025年1月14日閲覧。
  7. ^ a b 諏訪町(TK02)(すわちょう) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  8. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  9. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  10. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  11. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和55年刊』、愛知県、1980年、222頁
  12. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和56年刊』、愛知県、1981年、228頁
  13. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和57年刊』、愛知県、1982年、240頁
  14. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和58年刊』、愛知県、1983年、224頁
  15. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和59年刊』、愛知県、1984年、224頁
  16. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和60年刊』、愛知県、1985年、242頁
  17. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和61年刊』、愛知県、1986年、236頁
  18. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和62年刊』、愛知県、1987年、224頁
  19. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 昭和63年刊』、愛知県、1988年、224頁
  20. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成元年刊』、愛知県、1989年、226頁
  21. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成2年刊』、愛知県、1990年、224頁
  22. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成3年刊』、愛知県、1991年、226頁
  23. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成4年刊』、愛知県、1992年、230頁
  24. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成5年刊』、愛知県、1993年、222頁
  25. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成6年度刊』、愛知県、1995年、222頁
  26. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成7年度刊』、愛知県、1996年、第10章 運輸・通信
  27. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成8年度刊』、愛知県、1997年、第10章 運輸・通信
  28. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』、愛知県、1998年、第10章 運輸・通信
  29. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成10年度刊』、愛知県、1999年、第10章 運輸・通信
  30. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成11年度刊』、愛知県、2000年、第10章 運輸・通信
  31. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成12年度刊』、愛知県、2001年、第10章 運輸・通信
  32. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成13年度刊』、愛知県、2002年、第10章 運輸・通信
  33. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成14年度刊』、愛知県、2003年、第10章 運輸・通信
  34. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成15年度刊』、愛知県、2004年、第10章 運輸・通信
  35. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成16年度刊』、愛知県、2005年、第10章 運輸・通信
  36. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成17年度刊』、愛知県、2006年、第10章 運輸・通信
  37. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成18年度刊』、愛知県、2007年、第10章 運輸・通信
  38. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成19年度刊』、愛知県、2008年、第10章 運輸・通信
  39. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成20年度刊』、愛知県、2009年、第10章 運輸・通信
  40. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成21年度刊』、愛知県、2010年、第10章 運輸・通信
  41. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成22年度刊』、愛知県、2011年、第10章 運輸・情報通信
  42. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成23年度刊』、愛知県、2012年、第10章 運輸・情報通信
  43. ^ 愛知県県民生活部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成24年度刊』、愛知県、2013年、第10章 運輸・情報通信
  44. ^ a b c d e 豊川市産業部商工観光課(編)『豊川市の統計 平成30年版』、豊川市、2019年、9 交通・観光
  45. ^ 中心市街地の概要”. 豊川市. 2018年11月5日閲覧。
  46. ^ 豊川市HP 『都市計画マスタープラン』豊川市、2017年、29頁http://www.city.toyokawa.lg.jp/kurashi/kankyosumai/sumai/akiya/akiyakyougikai_28-1.files/29-3_shiryou6-2.pdf

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