請負問題・訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 03:07 UTC 版)
正智深谷高校が、業務委託契約を結んでいた講師に直接指示を出して働かせていたのは労働者派遣法などで禁止されている「偽装請負」に当たるとして、東京労働局から是正指導を受けていたことがわかった。首都圏青年ユニオンなどが2012年09月21日、記者会見で明らかにした。会見に出席した女性講師は2010年4月1日から2年間、同校と業務委託関係にある人材派遣会社と委託契約を結び、社会科の授業を担当した。1コマ9000円の契約で、1カ月16コマの授業をして14万4000円を受け取っていたが、ほかにも会議への出席や生徒への補講を求められるなどしていた。正智深谷高校は「業務委託と派遣契約の違いを認識していなかった」とコメント。委託契約を結んでいた13人の講師を派遣契約に切り替えたという。非常勤講師の女性は2013年3月4日、高校を運営する学校法人智香寺学園を相手取って、正規教員であることの地位確認と約450万円の未払い賃金の支払いなどを求める訴訟を、さいたま地裁熊谷支部に起こした。(2012年09月21日付・毎日新聞、2013年3月4日付・朝日新聞より引用)
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