語彙のタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 05:57 UTC 版)
他の自然言語同様、日本手話には特に語源を持たない語が多く存在する。例えば「わからない」「自然」「かまわない」などの手話表現は、見るだけで意味を推測することは容易ではない。 手話には文字がなく(無文字言語)、記録動画の作成が可能になったのも近年であるため、歴史言語学の手法などを用いて「語源」を見出すことは現実的に難しい。 手話表現の「語源」と言われるものの多くは、個人のコメントであったり、学習者の暗記を容易にするため人工的に考案されたものである。 ただし、手話言語の特性として、下記のように、表したいもの形状や性質を表すCL表現・ジェスチャー・指文字・数字を取り入れた手話表現も多くみられる。 表したい物(道具,食材,物体など)を取り扱っている様子(CL表現)が関連しているもの。 人のや動物の動きが関連しているもの 表したい物の形が関連しているもの 指さし・手で触れる動作が関連しているもの 手指を何かに見たてたもの(CL表現含む) 指文字が関連しているもの 漢字,マーク,デザインが関連しているもの 数の表現が関連しているもの キュード・スピーチ(英語: Cued speech)と関連しているもの CL表現の組み合わせ
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