語句・用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 07:34 UTC 版)
『デジタル大辞泉』においては、「推しの主演ドラマ」という用例が挙げられている。この他、「推ししか勝たん」(「推しだけが最高」の意味)のように使われる。元々は、アイドルグループの中で最も好感を持っている人物である推しメン(おしメン)を由来とする言葉である。「推しメン」という言葉は、1980年代のアイドルブームの際に登場し、その後、2000年ごろになると2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)でモーニング娘。のファンによって使われるようになった。その後、AKB48の台頭によって広まり、2011年にユーキャンの新語・流行語大賞にノミネート(No.09)された。この点について、AKB48選抜総選挙のテレビ中継により、「推し」という言葉を知る人が多くなり、さらに、推しとは、「好きなもののことである」とマスメディアが広い意味で推しという言葉を定義したため、一般の人も「推し」という言葉を使いやすくなったことが理由にあると、ニッセイ基礎研究所研究員の廣瀨涼は指摘する。その後、「推し」という語句は2019年9月刊行の『大辞林』第4版、2020年12月刊行の『明鏡国語辞典』第3版といった国語辞典に収録されている。また、推しが活躍することを祈り、推しを周りに広めることを推し活(おしかつ)という。「推し活」という語句は、2021年に新語・流行語大賞にノミネート(No.07)された。2021年8月に毎日新聞社が行ったアンケートによると、「推し」という言葉を使うと答えたのは過半数となり、「使わないが、意味は分かる」と答えた人を含めると96%を超えた。
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