評価ラウンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 13:34 UTC 版)
GRECOは、評価ラウンドというサイクルで活動しており、それぞれが特定のテーマを扱ってきた。 第1次評価ラウンド(2000 - 2002年)は、汚職の防止と撲滅に携わる国家機関の独立性、専門性、手段を扱った。また、公務員の逮捕や起訴に対する免責の範囲についても扱われた。 第2次評価ラウンド(2003 - 2006年)では、汚職収益の特定、押収、没収、行政における汚職の防止と発見、汚職の隠れ蓑として法人・企業が利用されることの防止に焦点を当てた。 第3次評価ラウンド(2007年1月開始)では、汚職に関する刑法協定に規定されている罪状および政治資金の透明性を取り上げた。 第4次評価ラウンド(2012年1月開始)は、国会議員、裁判官、検察官に関する汚職防止を扱っている。 第5次評価ラウンド(2017年3月開始)は、中央政府および法執行機関における汚職防止と一体性の推進をテーマとし、利益相反、回転ドア、資産申告、説明責任メカニズムなどの問題を調査している。
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