設立から建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/17 07:24 UTC 版)
同年5月、水戸鉄道が会社として設立される。社長は日本鉄道社長でもあった奈良原繁であり、大口株主として宮内省、三井、岩崎、安田善次郎などの名前が見え、他に渋沢栄一、河野敏鎌、益田孝などといった中央財界の人間が存在した。そして、鉄道局の国営工事として8月10日着工される。鬼怒川の橋梁以外は特に難所も存在しなかったことから1年2カ月ほどという短期間で完了した。こうして、1888年(明治21年)11月3日に開通式及び試運転が行なわれ、1889年(明治22年)1月16日に営業が開始された。なお、開通式は、榎本武揚を筆頭に300人あまりが来賓し、陸軍軍楽隊なども動員される盛大なものであったという。また、これに並行して、1888年3月には水戸鉄道の営業管理を日本鉄道に委託する契約も結ばれている。
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