解隊と再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 05:45 UTC 版)
6月5日から7日のミッドウェー海戦で、第一航空艦隊は空母4隻(赤城、加賀、蒼龍、飛龍)を一挙に喪失した。日本海軍はアメリカ軍機動部隊がアリューシャン列島より来襲すると予期し、北方への戦力集結を開始する。6月14日、「瑞鶴」と駆逐艦「浦風」(第17駆逐隊)は北方部隊編入を命じられ、秋月型駆逐艦「秋月」と吹雪型駆逐艦「朧」に護衛され柱島を出港、4隻(瑞鶴、浦風、秋月、朧)は大湊へ向った。北方方面で行動中の第五艦隊等と合流後、第一艦隊に所属していた軽空母「瑞鳳」が6月20日付で第五航空戦隊に編入された。 7月14日付で、日本海軍は第三艦隊を新編する(司令長官南雲忠一中将、参謀長草鹿龍之介少将)。第一航空戦隊は第三艦隊司令長官の直率部隊となり、旧第五航空戦隊(翔鶴、瑞鶴、瑞鳳)を中心として再建された。対空母航空決戦に徹するため、攻撃に専念する大型空母2隻と、警戒を主とする小型空母の組み合わせになった。 以上の艦隊再編にともない第五航空戦隊は解隊、原忠一少将は利根型重巡洋艦2隻(利根、筑摩)の第八戦隊司令官へ転任した。7月22日、第五航空戦隊部残務整理事務所を設置する。8月15日、残務整理事務所は撤去された。
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