解体・再建へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 01:59 UTC 版)
「オクラホマシティ・サンダー」の記事における「解体・再建へ」の解説
トレイルブレイザーズに敗退したことが契機になったのか、チームは解体に踏み切る。ポール・ジョージをロサンゼルス・クリッパーズにトレード移籍させたことを機に、2008年から在籍していた最古参・ラッセル・ウェストブルックをヒューストン・ロケッツにトレード放出。両チームから複数のドラフト指名権を獲得し、クリッパーズから獲得したシェイ・ギルジアス=アレクサンダーやロケッツから獲得したクリス・ポールを中心に再建の道に進んだ。 2019-2020シーズン開始前は、優勝を目指すポールは強豪でのプレーを望んですぐに移籍し、チームも長期の低迷に陥ることが濃厚とされており、事実、シーズン最初の15試合で5勝10敗と低迷した。しかし残留を決意したポールが抜群の安定感を見せ、ここ数年落ちていた自身の評価を取り戻すと、ジョージとのトレードで獲得した有望株のシェイ・ギルジアス=アレクサンダーが急成長。この2人にデニス・シュレーダーを加えた3人のPGを同時に起用する奇策がハマり、12月から急激に勝ち星を伸ばしていく。脇を固めるスティーブン・アダムスやダニーロ・ガリナリも奮起し、結局昨シーズンを上回る勝率でカンファレンス5位につけ、今季一番のサプライズチームとなった。プレーオフでは、1回戦でいきなり、ウェストブルックを擁するロケッツと激突。ポールの活躍もあり第7戦まで持ち込んだが、ジェームズ・ハーデンらの攻撃陣を抑えきれず、3勝4敗で敗れた。 そのオフにチームは完全な再建に舵を切り、この1年で市場価値を上げたポールをトレードでフェニックス・サンズに、シュレーダーをロサンゼルス・レイカーズに、さらにウェストブルックに次ぐチームのフランチャイズプレイヤーであったアダムスをニューオーリンズ・ペリカンズへ放出。いずれのトレードでも多くのドラフト指名権を獲得し、シェイを中心に、数年後を見据えた戦いにシフトした。
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