デニス・シュルーダーとは? わかりやすく解説

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デニス・シュルーダー

(デニス・シュレーダー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 14:11 UTC 版)

デニス・シュルーダー
Dennis Schroder
ドイツ代表でのシュルーダー
(2022年)
サクラメント・キングス
ポジション PG / SG
所属リーグ NBA
基本情報
ドイツ語 Dennis Schröder
国籍 ドイツ
生年月日 (1993-09-15) 1993年9月15日(31歳)
出身地 ニーダーザクセン州ブラウンシュヴァイク
身長 185cm (6 ft 1 in)
体重 78kg (172 lb)
ウィングスパン 202cm  (6 ft 8 in)[1]
キャリア情報
NBAドラフト 2013年 / 1巡目 / 全体17位[1]
プロ選手期間 2010年–現在
経歴
2010–2013 バスケットボール・レーヴェン・ブラウンシュヴァイク
20132018 アトランタ・ホークス
20182020 オクラホマシティ・サンダー
2020–2021 ロサンゼルス・レイカーズ
2021–2022 ボストン・セルティックス
2022 ヒューストン・ロケッツ
2022–2023 ロサンゼルス・レイカーズ
2023–2024 トロント・ラプターズ
2024 ブルックリン・ネッツ
2024–2025 ゴールデンステート・ウォリアーズ
2025 デトロイト・ピストンズ
2025 サクラメント・キングス
受賞歴
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ ドイツ
獲得メダル
ドイツ
FIBAワールドカップ
2023 フィリピン・日本・インドネシア 大会MVP
ユーロバスケット
2022 ドイツ

デニス・マイク・シュルーダー[2]Dennis Mike Schröder, 1993年9月15日 - )は、ドイツニーダーザクセン州ブラウンシュヴァイク出身のプロバスケットボール選手。NBAサクラメント・キングスに所属している。ポジションはポイントガードまたはシューティングガード

経歴

NBA以前

2010年にバスケットボール・ブンデスリーガの地元チームバスケットボール・レーヴェン・ブラウンシュヴァイクでプロデビュー。着実に力を付けていき、ジュニア世代のドイツ代表にも選出され、2013年のナイキフープサミットに、世界選抜チームの一員として出場し、18得点、6アシストを記録[3]。この活躍で自信を付けたシュレーダーは、2013年のNBAドラフトにエントリーし、アトランタ・ホークスから17位で指名された。

NBA

アトランタ・ホークス

1年目となる2013-14シーズンNBAでの対応に苦しみ、49試合の出場に終わった。

2年目の2014-15シーズンは飛躍のシーズンとなり、平均10得点を記録。シックスマン的な役割をこなし、ホークス史上初のシーズン60勝に貢献した。

2015年のシュルーダー

2016-17シーズン開幕前の2016年10月26日にホークスとの4年総額7,000万ドルの延長契約に合意した[4]

2017-18シーズン、2017年12月23日のダラス・マーベリックス戦でキャリアハイとなる33得点を記録した。シュレーダーはこの試合の後半だけで27得点を記録し、チームの112-107での勝利に貢献した[5]。2018年1月12日に行われたブルックリン・ネッツ戦でキャリア・ハイとなる34得点を記録、試合は110-105でネッツに敗れた[6]。2018年3月20日に行われたユタ・ジャズ戦でキャリアハイとなる41得点を記録、試合はホークスが99-94で勝利した[7]。2018年3月30日、左足首の負傷により今季残り全試合を欠場すると発表された[8]

オクラホマシティ・サンダー

2018-19シーズン開幕前の7月25日に3チームが絡むトレードでオクラホマシティ・サンダーへ移籍した[9]。10月16日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦でシックスマンとしてサンダーデビューを果たし、21得点、8リバウンド、6アシスト、3スティールを記録したが、チームは100-108で敗れた[10]。11月21日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦でベンチ出場ながらシーズンハイとなる32得点を記録し、チームは123-95で勝利した[11][12]。2019年3月3日のメンフィス・グリズリーズ戦でキャリアハイとなる12リバウンドを含む17得点、6アシスト、2スティール、1ブロックを記録し、チームは99-95で辛勝した[13]

2019-20シーズン、このシーズン、シュルーダーはクリス・ポールシェイ・ギルジャス=アレクサンダーの控えガードとして65試合(内2試合先発)に出場して平均18.9得点、3.6リバウンド、4.0アシストを記録し、シックスマン賞投票においてモントレズ・ハレルに次いで2位であった[14]

ロサンゼルス・レイカーズ

2020-21シーズン開幕前の2020年11月18日にダニー・グリーンジェイデン・マクダニエルズのドラフト交渉権とのトレードでロサンゼルス・レイカーズへ移籍した[15]。シーズンの途中にレイカーズから4年総額8,400万ドルの延長契約を提示されたが、これを断った。シーズン終了後にFAとなった[16]

ボストン・セルティックス

2021-22シーズン開幕前の2021年8月13日にボストン・セルティックスとの単年590万ドルの契約に合意した[17]。しかし、チームが再契約をしない意向であるため、トレードの噂が浮上した[18]

ヒューストン・ロケッツ

2022年2月10日にダニエル・タイスとのトレードで、エネス・カンター・フリーダムブルーノ・フェルナンドとともにヒューストン・ロケッツへ移籍した[19]。3月29日に肩の怪我により残りのシーズンを全休することが発表された[20]

レイカーズ復帰

2022-23シーズン開幕前の9月17日に古巣であるレイカーズとの単年264万ドルの契約に合意した[21]。2023年1月4日のマイアミ・ヒート戦でシーズンハイとなる32得点を記録し、チームは112-109で辛勝した[22]。同月20日のメンフィス・グリズリーズ戦で決勝点となるレイアップを含む19得点、8リバウンド、8アシストを記録し、チームは122-121で辛勝した[23]

トロント・ラプターズ

2023-24シーズン開幕前の2023年7月12日にトロント・ラプターズとの2年総額2,600万ドルの契約に合意した[24]。12月15日のホークス戦でNBA通算10000得点を記録した[25]

ブルックリン・ネッツ

2024年2月8日にスペンサー・ディンウィディーとのトレードで、サディアス・ヤングと共にブルックリン・ネッツへ移籍した[26]。2日後のサンアントニオ・スパーズ戦でネッツデビューを果たして15得点、12アシストを記録し、チームは123-103で勝利した[27]

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2024-25シーズン、12月15日にディアンソニー・メルトンリース・ビークマン英語版、3本のドラフト2巡目指名権とのトレードで、2025年のドラフト2巡目指名権と共にゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍した[28]

デトロイト・ピストンズ

2025年2月6日にジミー・バトラーが絡む5チーム間の大型トレードで、リンディ・ウォーターズ3世英語版、将来のドラフト2巡目指名権と共にデトロイト・ピストンズへ移籍した[29][30]

プレースタイル

オフ・ザ・ドリブルからのミドルレンジジャンパーペネトレーションで得点を挙げることを得意としている[31]。また、3ポイントも向上させた[31]オクラホマシティ・サンダー加入後に再びシックスマンの役割を任され、不得手とされていたディフェンスを向上させてリーグ屈指のシックスマンとして成長した[31]

その他

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013–14 ATL 49 0 13.1 .383 .238 .674 1.2 1.9 .3 .0 3.7
2014–15 77 10 19.7 .427 .351 .827 2.1 4.1 .6 .1 10.0
2015–16 80 6 20.3 .421 .322 .791 2.6 4.4 .9 .1 11.0
2016–17 79 78 31.5 .451 .340 .855 3.1 6.3 .9 .2 17.9
2017–18 67 67 31.0 .436 .290 .849 3.1 6.2 1.1 .1 19.4
2018–19 OKC 79 14 29.3 .414 .341 .819 3.6 4.1 .8 .2 15.5
2019–20 65 2 30.8 .469 .385 .839 3.6 4.0 .7 .2 18.9
2020–21 LAL 61 61 32.1 .437 .335 .848 3.5 5.8 1.1 .2 15.4
2021–22 BOS 49 25 29.2 .440 .349 .848 3.3 4.2 .8 .1 14.4
HOU 15 4 26.9 .393 .328 .872 3.3 5.9 .8 .2 10.9
2022–23 LAL 67 50 29.6 .415 .329 .857 2.5 4.4 .7 .1 12.4
2023–24 TOR 51 33 30.6 .442 .350 .852 2.7 6.1 .9 .2 13.7
BKN 29 25 32.0 .424 .412 .797 3.5 6.0 .6 .3 14.6
2024–25 23 23 33.6 .452 .387 .889 3.0 6.6 1.1 .2 18.4
GSW 24 18 26.2 .375 .322 .744 2.3 4.4 1.0 .1 10.6
DET 28 8 25.2 .378 .302 .833 2.6 5.3 .5 .2 10.8
通算 842 424 27.3 .432 .342 .836 2.9 4.9 .8 .1 13.9

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014 ATL 2 0 3.5 1.000 1.000 .000 1.0 .0 .0 .0 2.5
2015 16 0 18.1 .386 .235 .857 1.8 3.9 .6 .0 9.0
2016 10 0 19.1 .452 .343 .846 1.9 3.6 .4 .1 11.7
2017 6 6 35.2 .455 .532 .838 2.3 7.7 1.2 .0 24.7
2019 OKC 5 0 30.2 .455 .300 .722 3.2 3.4 .8 .0 13.8
2020 7 0 32.4 .404 .289 .800 3.7 3.6 .6 .1 17.3
2021 LAL 6 6 32.7 .400 .308 .846 3.0 2.8 1.0 .2 14.3
2023 16 3 26.1 .398 .333 .821 1.9 2.9 1.0 .2 7.4
2025 DET 6 0 27.3 .491 .476 .813 2.3 3.7 1.2 .2 12.5
通算 74 15 25.1 .425 .337 .822 2.3 3.7 .8 .1 11.9

脚注

  1. ^ Dennis-Schroeder”. draftexpress.com (2013年). 2020年11月18日閲覧。
  2. ^ Timur Tinç (2019年1月19日). “Im Namen des Vaters” (ドイツ語). 2023年8月25日閲覧。
  3. ^ http://www.hoopsrumors.com/2013/04/dennis-schroeder-to-enter-draft.html
  4. ^ Dennis Schroder signs a four-year $70 mln contract extension with the Hawks
  5. ^ Schroder scores 33, hits big 3 as Hawks beat Mavericks” (英語). ESPN.com (2017年12月23日). 2018年2月14日閲覧。
  6. ^ Dinwiddie takes charge in closing seconds, Nets beat Hawks” (英語). ESPN.com (2018年1月12日). 2018年2月14日閲覧。
  7. ^ Schroder scores career-high 41, Hawks end Jazz win streak” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月20日). 2018年3月21日閲覧。
  8. ^ Atlanta Hawks point guard Dennis Schröder out for rest of season” (英語). NBA.com (2018年3月30日). 2018年4月1日閲覧。
  9. ^ Three-team trade sending Carmelo Anthony to Atlanta now official” (英語). espn.com (2018年7月25日). 2018年8月14日閲覧。
  10. ^ Thunder vs. Warriors – Box Score”. ESPN (2018年10月16日). 2018年11月7日閲覧。
  11. ^ Thunder vs. Warriors – Box Score”. ESPN (2018年11月21日). 2018年11月22日閲覧。
  12. ^ Gallo, Nick (2018年11月21日). “Thunder Stuffs Warriors to Close Road Trip – OKC 123, GSW 95”. National Basketball Association. 2018年11月22日閲覧。
  13. ^ Westbrook helps Thunder rally for 99–95 win over Grizzlies”. ESPN (2019年3月3日). 2019年3月4日閲覧。
  14. ^ Mussatto, Joe (2020年9月4日). “OKC Thunder: Dennis Schröder finishes second for Sixth Man of the Year”. The Oklahoman. https://www.oklahoman.com/article/5670853/okc-thunder-dennis-schroder-finishes-second-for-sixth-man-of-the-year 2021年8月11日閲覧。 
  15. ^ Lakers Acquire Dennis Schröder” (英語). Lakers.com (2020年11月18日). 2020年11月19日閲覧。
  16. ^ Dennis Schroder rejected four-year, $84M contract extension from Lakers” (英語). ProBasketballTalk | NBC Sports (2021年3月30日). 2021年8月13日閲覧。
  17. ^ Celtics Sign Dennis Schröder” (英語). Boston Celtics. 2021年8月13日閲覧。
  18. ^ 格安の契約で『次のステップ』を狙うデニス・シュルーダー、トレードデッドラインでブルズかバックスに移籍?”. バスケットカウント (2022年2月8日). 2022年2月8日閲覧。
  19. ^ Rockets Complete Four Player Trade with Boston”. NBA. 2022年2月10日閲覧。
  20. ^ Podcast: Rockets sit veterans for rest of season”. The Houston Chronicle (2022年3月29日). 2022年4月1日閲覧。
  21. ^ Free agent guard Dennis Schroder signs with Lakers” (英語). NBA.com. 2022年9月17日閲覧。
  22. ^ Schröder propels Lakers past Heat 112–109 without LeBron, AD”. ESPN (2023年1月4日). 2023年1月5日閲覧。
  23. ^ Yapkowitz, David (2023年1月20日). “Dennis Schroder stuns Grizzlies with game-winning steal and score to end 11-game win streak”. ClutchPoints. 2023年1月20日閲覧。
  24. ^ RAPTORS SIGN SCHRÖDER” (英語). www.nba.com. 2023年7月13日閲覧。
  25. ^ Toronto Raptors celebrate Dennis Schröder's milestone: Game ball and chain mark 10,000 career points” (英語). Sportskeeda (2023年12月15日). 2024年5月20日閲覧。
  26. ^ Brooklyn Nets Acquire Schröder and Young from Toronto Raptors” (英語). www.nba.com. 2024年12月16日閲覧。
  27. ^ Schroder has strong Nets debut, Brooklyn routs Spurs to spoil Wembanyama's return to draft home”. ESPN.com (2024年2月10日). 2024年2月11日閲覧。
  28. ^ Warriors Acquire Guard Dennis Schröder From Nets” (英語). www.nba.com. 2024年12月16日閲覧。
  29. ^ DETROIT PISTONS ACQUIRE DENNIS SCHRӦDER, LINDY WATERS III AND DRAFT COMPENSATION AS PART OF SERIES OF TRANSACTIONS”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  30. ^ Jimmy Butler joins Warriors in 5-team deal with Heat”. nba.com (2025年2月6日). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  31. ^ a b c デニス・シュルーダー: 負けずぎらいで、仲間想いで、家族を大切にする男”. SN (2020年7月15日). 2024年5月20日閲覧。
  32. ^ http://www.spiegel.de/sport/sonst/basketball-dennis-schroeder-ueberzeugt-in-braunschweig-a-874647.html

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