NBAスキルチャレンジとは? わかりやすく解説

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NBAスキルチャレンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/18 21:08 UTC 版)

NBAスキルチャレンジ(正式にはタコベル・スキルチャレンジ)は、NBAが毎年2月に開催されるNBAオールスターゲームに先立って開かれるNBAオールスターウィークエンドの中で土曜日に行われるコンテストである。2003年から開催されている。パス、ドリブル(ボールハンドリング)、シューティングの技術を競う競技である。現行のコンテストでは、最初にレイアップショット、次に3つの障害物の間をドリブルで抜け、ネットに直接パスを投げ入れ、続いて、ゴール正面20フィートからジャンプショットを決め、次に、2つ以上の障害物の間をドリブルで抜け、味方チームの選手にパスを送る。 パスを受けたプレーヤーが同じことを繰り返す。すべての通過点を失敗なく終えるとタイム計測が止まり、その時間が記録となる。イーストチームで最短時間のチームとウェストチームで最短時間のチームが勝ち上がり、決勝戦を行う。2013年までは個人戦で行われていたが、2014年よりペアー戦となった。

歴代チャンピオン

スティーブ・ナッシュ (2005, 2010)
ドウェイン・ウェイド (2006, 2007)
* 殿堂入り
^ 現役選手
開催年 選手 チーム タイム
(秒)
2003 ジェイソン・キッド* ニュージャージー・ネッツ 35.1
2004 バロン・デイビス ニューオーリンズ・ホーネッツ 31.6
2005 スティーブ・ナッシュ* フェニックス・サンズ 25.8
2006 ドウェイン・ウェイド マイアミ・ヒート 26.1
2007 ドウェイン・ウェイド (2) マイアミ・ヒート (2) 26.4
2008 デロン・ウィリアムズ ユタ・ジャズ 25.5
2009 デリック・ローズ^ シカゴ・ブルズ 35.3
2010 スティーブ・ナッシュ* (2) フェニックス・サンズ (2) 29.9
2011 ステフィン・カリー^ ゴールデンステート・ウォリアーズ 28.2
2012 トニー・パーカー サンアントニオ・スパーズ 32.8
2013 デイミアン・リラード^ ポートランド・トレイルブレイザーズ 29.8
2014 デイミアン・リラード^ (2) ポートランド・トレイルブレイザーズ (2) 45.2
トレイ・バーク^ ユタ・ジャズ (2)
2015 パトリック・ベバリー^ ヒューストン・ロケッツ -
2016 カール=アンソニー・タウンズ^ ミネソタ・ティンバーウルブズ -
2017 クリスタプス・ポルジンギス^ ニューヨーク・ニックス -
2018 スペンサー・ディンウィディー^ ブルックリン・ネッツ (2) -
2019 ジェイソン・テイタム^ ボストン・セルティックス -
2020 バム・アデバヨ^ マイアミ・ヒート (3) -
2021 ドマンタス・サボニス^ インディアナ・ペイサーズ -
2022 ダリアス・ガーランド^ クリーブランド・キャバリアーズ
エバン・モーブリー^
ジャレット・アレン^
2023 コリン・セクストン^ ユタ・ジャズ (3)
ジョーダン・クラークソン^
ウォーカー・ケスラー^
2024 タイリース・ハリバートン^ インディアナ・ペイサーズ (2)
マイルズ・ターナー^
ベネディクト・マサリン^
2025 ドノバン・ミッチェル^ クリーブランド・キャバリアーズ (2)
エバン・モーブリー^ (2)

出場者

プレーヤー(太字) 優勝者
プレーヤー(斜体) 代替
プレーヤー(#) 出場回数
シーズン プレーヤー
2003 ジェイソン・キッド, ステフォン・マーブリー, トニー・パーカー, ゲイリー・ペイトン
2004 アール・ボイキンス, バロン・デイビス, デレック・フィッシャー, ステフォン・マーブリー (2)
2005 ギルバート・アリーナス, アール・ボイキンス (2), スティーブ・ナッシュ, ルーク・リドナー
2006 レブロン・ジェームズ, スティーブ・ナッシュ (2), クリス・ポール, ドウェイン・ウェイド
2007 コービー・ブライアント, レブロン・ジェームズ (2), クリス・ポール(2), ドウェイン・ウェイド (2)
2008 ジェイソン・キッド (2), クリス・ポール (3), ドウェイン・ウェイド (3), デロン・ウィリアムズ
2009 デビン・ハリス, ジャミーア・ネルソン[b], トニー・パーカー (2), デリック・ローズ, モー・ウィリアムズ
2010 ブランドン・ジェニングス, スティーブ・ナッシュ (3), デリック・ローズ[c], デロン・ウィリアムズ (2), ラッセル・ウェストブルック
2011 ステフィン・カリー, クリス・ポール (4), デリック・ローズ (2), ジョン・ウォール, ラッセル・ウェストブルック (2)
2012 ステフィン・カリー[d] (2), カイリー・アービング, トニー・パーカー (3), ラジョン・ロンド, ジョン・ウォール(2), ラッセル・ウェストブルック (3), デロン・ウィリアムス(3)
2013 ドリュー・ホリデー, ブランドン・ナイト, デイミアン・リラード, ジェレミー・リン, トニー・パーカー (4), ジェフ・ティーグ
2014 デマー・デローザン/ヤニス・アデトクンボ, マイケル・カーター=ウィリアムズ/ビクター・オラディポ, レジー・ジャクソン/ゴラン・ドラギッチ, デイミアン・リラード(2)/トレイ・バーク[e]
2015 アイザイア・トーマス vs. ジョン・ウォール (3)[f], パトリック・ベバリー, マイケル・カーター=ウィリアムズ (2)[g], ロバート・コビントン[g], エルフリッド・ペイトン vs. ジェフ・ティーグ (2) vs. トレイ・バーク (2) vs. ブランドン・ナイト (2), ジミー・バトラー[h], デニス・シュルーダー vs. カイル・ラウリー[i]
2016 ジョーダン・クラークソン vs. CJ・マッカラム, アイザイア・トーマス (2) vs. パトリック・ベバリー (2)[j], エマニュエル・ムディエイ vs ドレイモンド・グリーン vs. カール=アンソニー・タウンズ, デマーカス・カズンズ vs. アンソニー・デイビス
2017 ゴードン・ヘイワード vs. ジョン・ウォール (4), デビン・ブッカー vs. アイザイア・トーマス (3) vs. デマーカス・カズンズ (2) vs. クリスタプス・ポルジンギス, ジョエル・エンビード[k], ニコラ・ヨキッチ vs. アンソニー・デイビス (2)
2018 アル・ホーフォード vs. ジョエル・エンビード (2), クリスタプス・ポルジンギス (2)[l], アンドレ・ドラモンド vs. ラウリ・マルカネン vs. スペンサー・ディンウィディー vs. ドノバン・ミッチェル, バディ・ヒールド, ジャマール・マレー vs. ルー・ウィリアムズ
2019 ニコラ・ヨキッチ (2) vs. ニコラ・ブーチェビッチ, マイク・コンリー vs. ジェイソン・テイタム vs. ディアロン・フォックス vs. トレイ・ヤング, ルカ・ドンチッチ vs. カイル・クーズマ
2020 スペンサー・ディンウィディー (2) vs. バム・アデバヨ, パトリック・ベバリー (3) vs. パスカル・シアカム vs. シェイ・ギルジャス=アレクサンダー vs. クリス・ミドルトン, ジェイソン・テイタム (2) vs. ドマンタス・サボニス
2021 ドマンタス・サボニス (2) vs. ジュリアス・ランドル vs. ルカ・ドンチッチ vs. ニコラ・ブーチェビッチ vs. ロバート・コビントン vs. クリス・ポール (5))
2022 キャブス (ダリアス・ガーランド, エバン・モーブリー, ジャレット・アレン) vs. アデトクンボ (ヤニス (2), タナシス, アレックス) vs. ルーキー (スコッティ・バーンズ, ケイド・カニングハム, ジョシュ・ギディー)
2023 ジャズ (ジョーダン・クラークソン, コリン・セクストン, ウォーカー・ケスラー) vs. アデトクンボ (ヤニス (3), タナシス (2), アレックス (2), ドリュー・ホリデー) vs. ルーキー (パオロ・バンケロ, ジェイデン・アイビー, ジャバリ・スミス・ジュニア)
2024 ペイサーズ (タイリース・ハリバートン, マイルズ・ターナー, ベネディクト・マサリン) vs. ドラフト全体1位 (ビクター・ウェンバンヤマ, アンソニー・エドワーズ, パオロ・バンケロ) vs. オールスター (トレイ・ヤング (2), スコッティ・バーンズ (2), タイリース・マクシー)
2025 キャブス (ドノバン・ミッチェル (2), エバン・モーブリー (2) ) vs. ウォリアーズ (ドレイモンド・グリーン (2), モーゼス・ムーディー) vs. ルーキー (ザカリー・リザシェイ, アレクサンドル・サー) vs. スパーズ (クリス・ポール (6), ビクター・ウェンバンヤマ)

  • a  歴代最速タイム[1]
  • b  ジャミーア・ネルソンが怪我のためモー・ウィリアムズが代替として選出
  • c  デリック・ローズが怪我のためラッセル・ウェストブルックが代替として選出
  • d  ステフィン・カリーが怪我のためラジョン・ロンドが代替として選出
  • e  2014年から2人のプレーヤーからなる4チームが、2ラウンドのリレー方式に刷新された
  • f  ジョン・ウォールが怪我のためパトリック・ベバリーが代替として選出
  • g  マイケル・カーター=ウィリアムズが怪我のためロバート・コビントンが代替として選出。また、コビントンの交代としてエルフリッド・ペイトンが選出
  • h  ジミー・バトラーが肩の怪我のためデニス・シュルーダーが代替として選出
  • i  2015年から8人のプレーヤーによるトーナメント方式に刷新された。
  • j  パトリック・ベバリーが足首の怪我のためエマニュエル・ムディエイが代替として選出
  • k  ジョエル・エンビードが膝の怪我のためニコラ・ヨキッチが代替として選出
  • l  クリスタプス・ポルジンギスがACL損傷のためアンドレ・ドラモンドが代替として選出

脚註

  1. ^ NBA.com "Deron Williams to defend his Skills Challenge Record, 2010 All Star" Archived February 10, 2010, at the Wayback Machine.

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