ゴードン・ヘイワードとは? わかりやすく解説

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ゴードン・ヘイワード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 05:42 UTC 版)

ゴードン・ヘイワード
Gordon Hayward
ボストン・セルティックスでのヘイワード
(2017年)
引退
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-03-23) 1990年3月23日(35歳)
出身地 インディアナ州インディアナポリス
身長(現役時) 201cm (6 ft 7 in)
体重(現役時) 102kg (225 lb)
キャリア情報
高校 ブラウンズバーク高等学校
大学 バトラー大学英語版
NBAドラフト 2010年 / 1巡目 / 全体9位[1]
ユタ・ジャズから指名
プロ選手期間 2010年–2024年
ポジション SF / PF
経歴
20102017 ユタ・ジャズ
20172020 ボストン・セルティックス
20202024 シャーロット・ホーネッツ
2024 オクラホマシティ・サンダー
受賞歴
  • NBAオールスター (2017)
  • ホライズンリーグ最優秀選手賞 (2010)
  • 2× オールホライズン・リーグファーストチーム (2009, 2010)
  • ホライズン・リーグ新人王 (2009)
NBA通算成績
得点 12687 (15.2 ppg)
リバウンド 3698 (4.4 rpg)
アシスト 2940 (3.5 apg)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国
獲得メダル
男子バスケットボール
アメリカ合衆国
FIBA U19ワールドカップ
2009 オークランド

ゴードン・ダニエル・ヘイワードGordon Daniel Hayward, 1990年3月23日 - )はアメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス出身の元プロバスケットボール選手。現役時代のポジションはスモールフォワードまたはパワーフォワード

経歴

カレッジ

バトラー大学英語版で2008年から2010年までの2年間所属し[1]、同大学を2年連続でNCAAトーナメント決勝に導いた。

ユタ・ジャズ

2010年のNBAドラフト、1巡目9位でユタ・ジャズに指名を受け、入団した[2]。1年目の2010-11シーズンは72試合に出場し、17試合に先発出場して、平均5.4得点を記録した[3]

2011-12シーズン2012-13シーズンと着実に出場時間、平均得点を伸ばし、2013-14シーズンにはスターターとして定着し、出場77試合すべてに先発出場し、平均16.2得点、5.1リバウンド、5.2アシストすべてキャリア最高を記録し[4]、ジャズの主力へと育った。オフに制限付きFAとなった。

2014-15シーズン開幕前の2014年7月10日、シャーロット・ホーネッツから提示された4年総額6300万ドルのオファーシートにサインしたが、2日後にジャズは同額の契約を提示し、再契約が決まった[5][6]。このシーズンからは先発に定着し、77試合に平均36.4分の出場で、16.2得点、5.1リバウンド、5.2アシスト、1.4スティールなどを記録した。

2015-16シーズン、2016年2月9日のダラス・マーベリックス戦では、119-119で迎えた延長残り数秒の場面から、決勝ブザービーターシュートを決めた[7]

2016-17シーズンは、右手の負傷で出遅れたものの、復帰後はチームの快進撃を演出。2017年1月26日には、NBAオールスターゲームの出場が決定した[8]。以降もエースとして活躍し、カンファレンス準決勝まで導いた。ロサンゼルス・クリッパーズとの1回戦の第3戦では40得点を記録した[9]。レギュラーシーズンでは平均得点が初めて20得点を超えた。

ボストン・セルティックス

2017-18シーズン開幕前の2017年7月4日にボストン・セルティックスと4年総額1億2800万ドルの大型契約を締結。バトラー大学英語版時代の恩師ブラッド・スティーブンスの下で頂点を目指すことになった[10][11]。開幕戦となったクリーブランド・キャバリアーズ戦で、左足首を骨折する重傷を負ってしまった[12]。結局リハビリのためシーズンの残りの試合は欠場した。

2018-19シーズンは前述の故障から復帰し、主にシックスマンとして72試合に出場したが、平均25.6分の出場で11.5得点、4.5リバウンド、3.4アシストと低調な成績に終わった。

2019-20シーズンジェイソン・テイタムジェイレン・ブラウンマーカス・スマートらとの兼ね合いで、パワーフォワードとして出場することも多かったが、平均33.5分の出場で17.5得点、6.7リバウンド、4.1アシストなどと、オールスターに選ばれた3年前に近い成績に復調した。オフの2020年11月にプレイヤーオプションを破棄してFAとなった。

シャーロット・ホーネッツ

2020-21シーズン開幕前の2020年11月21日にシャーロット・ホーネッツと4年総額1億2000万ドルのマックス契約を結んだ。2021年1月6日のアトランタ・ホークス戦で自己最多の44得点を記録した[13]。このシーズンは44試合に平均34.0分の出場で、19.6得点、5.9リバウンド、4.1アシスト、1.2スティールなどを記録した。

オクラホマシティ・サンダー

2024年2月8日にトレ・マンダービス・ベルターンスバシリエ・ミチッチ、2つのドラフト2巡目指名権、金銭とのトレードで、オクラホマシティ・サンダーへ移籍した。しかしチーム戦術に適合出来なかったことから十分な出場機会を与えられず、故障で開幕戦の7分間しかプレー出来なかった2017-18シーズンを除けばキャリアワーストの平均得点となるなど、活躍出来ずに終わると、8月1日にSNS上で現役引退を表明した[14][15]

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー   NBA記録

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 UTA 72 17 16.9 .485 .473 .711 1.9 1.1 .4 .3 5.4
2011–12 66 58 30.5 .456 .346 .832 3.5 3.1 .8 .6 11.8
2012–13 72 27 29.2 .435 .415 .827 3.1 3.0 .8 .5 14.1
2013–14 77 77 36.4 .413 .304 .816 5.1 5.2 1.4 .5 16.2
2014–15 76 76 34.4 .445 .364 .812 4.9 4.1 1.4 .4 19.3
2015–16 80 80 36.2 .433 .349 .824 5.0 3.7 1.2 .3 19.7
2016–17 73 73 34.5 .471 .398 .844 5.4 3.5 1.0 .3 21.9
2017–18 BOS 1 1 5.0 .500 .000 1.0 .0 .0 .0 2.0
2018–19 72 18 25.6 .466 .333 .834 4.5 3.4 .9 .3 11.5
2019–20 52 52 33.5 .500 .383 .855 6.7 4.1 .7 .4 17.5
2020–21 CHA 44 44 34.0 .473 .415 .843 5.9 4.1 1.2 .3 19.6
2021–22 49 48 31.9 .459 .391 .846 4.6 3.6 1.0 .4 15.9
2022–23 50 50 31.5 .475 .325 .811 4.3 4.1 .8 .2 14.7
2023–24 25 25 31.9 .468 .361 .765 4.7 4.6 1.1 .5 14.5
OKC 26 3 17.2 .453 .517 .692 2.5 1.6 .5 .0 5.3
通算 835 649 30.7 .455 .370 .822 4.4 3.5 1.0 .4 15.2
オールスター 1 0 17.3 .571 .000 1.0 2.0 4.0 .0 8.0

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012 UTA 4 4 30.8 .182 .083 1.000 2.8 3.0 .8 .0 7.3
2017 11 11 37.3 .441 .412 .934 6.1 3.4 .9 .3 24.1
2019 BOS 9 0 29.7 .414 .375 1.000 3.7 2.4 .7 .3 9.6
2020 5 1 31.4 .400 .292 .875 4.0 2.8 1.4 .4 10.8
2024 OKC 7 0 6.6 .000 1.9 .4 .1 .1 .0
通算 36 16 27.9 .401 .352 .950 4.1 2.4 .8 .3 12.1

カレッジ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008–09 バトラー 32 32 32.7 .479 .448 .815 6.4 1.9 1.5 .9 13.1
2009–10 37 37 33.5 .464 .294 .829 8.2 1.7 1.1 .8 15.5
通算 69 69 33.1 .470 .369 .824 7.4 1.8 1.3 .9 14.4

エピソード

MLB選手のタッカー・バーンハートとは幼なじみである。

関連項目

脚注

  1. ^ Horizon League announces 2008–09 MBB Preseason Poll. Hayward20.com. Retrieved on 2012-12-13.
  2. ^ Butler readies for life without Hayward
  3. ^ Utah Jazz stun Lakers 86–85 behind 22 from Gordon Hayward. Deseretnews.com (2011-04-06). Retrieved on 2012-12-13.
  4. ^ ゴードン・ヘイワード キャリアスタッツ
  5. ^ Hornets Extend Offer Sheet to Hayward
  6. ^ Jazz match Hornets' offer sheet for Hayward
  7. ^ Gordon Hayward hits clutch game-winning jumper at OT buzzer to beat Mavs
  8. ^ Jazz's Hayward, Clippers' Jordan and Hornets' Walker earn first All-Star selections
  9. ^ Los Angeles Clippers at Utah Jazz Box Score, April 21, 2017”. Basketball-Reference.com (2017年4月21日). 2021年9月5日閲覧。
  10. ^ Gordon Hayward will sign a four-year, $128 million with Celtics
  11. ^ ゴードン・ヘイワードがセルティックスへの移籍を決断「自分と家族の人生が変わる決断」 NBA JAPAN
  12. ^ 開幕戦で負傷したゴードン・ヘイワードがファンにメッセージ「ホーム開幕戦に出場できなくて辛い」 NBA.com JAPAN
  13. ^ Powered by Gordon Hayward's career-high 44 points, Charlotte Hornets outlast Atlanta Hawks”. ESPN (2021年1月7日). 2021年9月5日閲覧。
  14. ^ 元オールスターのゴードン・ヘイワードが現役引退を発表…14年のNBAキャリアに幕”. バスケットボールキング (2024年8月2日). 2024年8月2日閲覧。
  15. ^ ゴードン・ヘイワードが現役引退を発表、ケガに苦しむキャリアも「コートで学んだ教訓が僕を人生の次の章へと導く」”. バスケットボールカウント (2024年8月2日). 2024年8月2日閲覧。

外部リンク




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