1998年のNBAオールスターゲーム
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日付 | February 8, 1998 | ||||||||||||||||||
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アリーナ | Madison Square Garden | ||||||||||||||||||
開催地 | 18,323 | ||||||||||||||||||
MVP | マイケル・ジョーダン | ||||||||||||||||||
国歌 | 1776出演者 (USA) Robert Cuccioli (Canada) |
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審判員 | Hue Hollins, Bernie Fryer, Bob Delaney. | ||||||||||||||||||
ハーフタイムショー | Broadway All-Stars (featuring cast members from Chicago, Bring'n Da Noise Bring'n Da Funk, Phantom of the Opera, Cats, The Scarlet Pimpernel, Jekyll and Hyde, Miss Saigon, Smokey Joe's Cafe, Les Misérables, Titanic) | ||||||||||||||||||
ネットワーク |
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1998年のNBAオールスターゲームは、1998年2月8日にニューヨーク州マンハッタンのマディソン・スクエア・ガーデンで開催された第48回目のNBAオールスターゲームである。試合は135-114でイーストが勝利した。MVPには23得点、6リバウンド、8アシストをあげたマイケル・ジョーダンが選ばれた。ジョーダンがMVPに選ばれるのは3度目のことであった[1]。
オールスターウィークエンドには、ルーキーゲームズとスリーポイントシュートコンテストが行われた。
この年のオールスターは、コービー・ブライアントが初出場したオールスターとなった[1]。当時19歳だったブライアントは史上最年少での出場となった。また新人のティム・ダンカンも初出場を果たした[1]。ロサンゼルス・レイカーズからは4人が出場した。ブライアンとはウェスト最多の18得点をあげた。ショーン・ケンプ、エディ・ジョーンズの2人がダブルダブルを記録した[1]。
ファン投票ではジョーダンが最多得票である1,028,235票を獲得した。シャキール・オニールはロサンゼルス・レイカーズに移籍後初のオールスター出場であった。彼は前年ひざの負傷で欠場した。
翌シーズンは、ロックアウトによってシーズンが短縮されたため、オールスターゲームは開催されなかった。この年出場した選手のうち、オールスターにはこの年の出場が最後となった選手は次の10人である[1]。
- ニック・バンエクセル
- ミッチ・リッチモンド
- ヴィン・ベイカー
- アンファニー・ハーダウェイ - 負傷のためシーズン半ばまで19試合にしか出場していなかった。彼がファン投票で選出されたことに対してティム・ハーダウェイは怒りを表した[1]。
- ショーン・ケンプ - シアトル・スーパーソニックスからイースタン・カンファレンスのチームに移籍した最初のシーズンでのオールスター選出となった[1]。
- ティム・ハーダウェイ
- スティーブ・スミス
- グレン・ライス
- リック・スミッツ
- ジェイソン・ウィリアムズ
オールスターゲーム
ロースター
ポジション | 選手 | 所属チーム | 出場回数 | 投票数 |
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先発選手 | ||||
G | ゲイリー・ペイトン | シアトル・スーパーソニックス | 5 | 555,715 |
G | コービー・ブライアント | ロサンゼルス・レイカーズ | 1 | 395,686 |
F | ケビン・ガーネット | ミネソタ・ティンバーウルブズ | 2 | 513,325 |
F | カール・マローン | ユタ・ジャズ | 11 | 616,251 |
C | シャキール・オニール | ロサンゼルス・レイカーズ | 6 | 565,184 |
控え選手 | ||||
G | ジェイソン・キッド | フェニックス・サンズ | 2 | 305,834 |
G | エディー・ジョーンズ | ロサンゼルス・レイカーズ | 2 | 300,658 |
G | ニック・バンエクセル | ロサンゼルス・レイカーズ | 1 | 232,274 |
G | ミッチ・リッチモンド | サクラメント・キングス | 6 | 197,695 |
F | ティム・ダンカン | サンアントニオ・スパーズ | 1 | 423,970 |
F | ヴィン・ベイカー | シアトル・スーパーソニックス | 4 | 360,079 |
C | デビッド・ロビンソン | サンアントニオ・スパーズ | 8 | 548,633 |
ヘッドコーチ: ジョージ・カール (シアトル・スーパーソニックス) |
ポジション | 選手 | 所属チーム | 出場回数 | 得票数 |
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先発選手 | ||||
G | アンファニー・ハーダウェイ | オーランド・マジック | 4 | 509,626 |
G | マイケル・ジョーダン | シカゴ・ブルズ | 12 | 1,028,235 |
F | グラント・ヒル | デトロイト・ピストンズ | 4 | 838,692 |
F | ショーン・ケンプ | クリーブランド・キャバリアーズ | 6 | 518,361 |
C | ディケンベ・ムトンボ | アトランタ・ホークス | 5 | 476,432 |
控え選手 | ||||
G | ティム・ハーダウェイ | マイアミ・ヒート | 5 | 349,621 |
G | レジー・ミラー | インディアナ・ペイサーズ | 4 | 221,814 |
G | スティーブ・スミス | アトランタ・ホークス | 1 | 114,982 |
F | グレン・ライス | シャーロット・ホーネッツ | 3 | 270,277 |
F | アントワン・ウォーカー | ボストン・セルティックス | 1 | 137,994 |
C | リック・スミッツ | インディアナ・ペイサーズ | 1 | 117,744 |
C | ジェイソン・ウィリアムズ | ニュージャージー・ネッツ | 1 | — |
ヘッドコーチ: ラリー・バード (インディアナ・ペイサーズ) |
試合結果
1998年2月8日
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ウェスタン・カンファレンス 114, イースタン・カンファレンス 135 | ||
クォーター・スコア: 25–33, 33–34, 33–34, 33–24 | ||
Pts: コービー・ブライアント 18 Rebs: エディー・ジョーンズ, ティム・ダンカン 11 each Asts: ゲイリー・ペイトン 13 |
Pts: マイケル・ジョーダン 23 Rebs: ショーン・ケンプ 11 Asts: マイケル・ジョーダン 8 |
10本以上のシュートを放った選手の中ではグラント・ヒル、マイケル・ジョーダンの順番でシュート成功率が高かった。ヒルは11本中7本成功(3ポイント1本成功)成功率63.6%、ジョーダンは18本中10本成功(3ポイント1本成功)、成功率55.6%であった。
ルーキーゲーム
NBA Rookiesゲームは、オールスターゲームの前の金曜日に行われた。チームのコーチは、イーストはウィリス・リード、ウェストはデイブ・ディバッシャーであった。イーストが85-80で勝利し、クリーブランド・キャバリアーズのセンター、ジードルーナス・イルガウスカスがアメリカ国外出身選手として初めてMVPに選ばれた。
イースタン・カンファレンス
チーム | 選手 | Min | Fg | 3pt | Ft | Off | Def | Reb | Ast | Pf | St | To | Bs | Pts |
シクサーズ | ティム・トーマス | 19 | 3–6 | 0-3 | 3-3 | 2 | 3 | 5 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 9 |
ネッツ | キース・ヴァン・ホーン | 25 | 6–12 | 0-1 | 5-6 | 3 | 7 | 10 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 17 |
キャブス | ジードルーナス・イルガウスカス | 24 | 8–10 | 0-0 | 2-2 | 3 | 4 | 7 | 2 | 3 | 0 | 1 | 2 | 18 |
キャブス | ブレビン・ナイト | 17 | 0-1 | 0-0 | 1-2 | 0 | 3 | 3 | 8 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 |
セルティックス | ロン・マーサー | 22 | 4-10 | 0-0 | 0-0 | 2 | 2 | 4 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | 8 |
セルティックス | チャンシー・ビラップス | 16 | 3-7 | 2-4 | 1-5 | 3 | 2 | 5 | 7 | 0 | 2 | 2 | 0 | 9 |
キャブス | セドリック・ヘンダーソン | 17 | 7-13 | 0-0 | 0-0 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 14 |
ラプターズ | トレイシー・マグレディ | 10 | 4-7 | 1-2 | 0-0 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 |
合計 | 150 | 35-66 | 3-10 | 12-18 | 15 | 23 | 38 | 22 | 9 | 3 | 14 | 3 | 85 |
ウェスタン・カンファレンス
チーム | 選手 | Min | Fg | 3pt | Ft | Off | Def | Reb | Ast | Pf | St | To | Bs | Pts |
ロケッツ | ロドリック・ローズ | 25 | 2–8 | 0-1 | 0–0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 3 | 0 | 4 |
クリッパーズ | モーリス・テイラー | 24 | 6–14 | 0-0 | 0–0 | 1 | 5 | 6 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 12 |
キングス | マイケル・スチュワート | 19 | 6–9 | 0-0 | 1-1 | 3 | 3 | 6 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 13 |
ナゲッツ | ボビー・ジャクソン | 24 | 7–14 | 0-3 | 1-1 | 0 | 2 | 2 | 13 | 4 | 2 | 1 | 0 | 15 |
グリズリーズ | アントニオ・ダニエルズ | 25 | 7–11 | 0-0 | 0-0 | 1 | 3 | 4 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 14 |
ブレイザーズ | ケルビン・ケイトー | 11 | 3–7 | 0-1 | 1-3 | 2 | 1 | 3 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 9 |
ナゲッツ | ダニー・フォートソン | 11 | 4–7 | 0-0 | 3-4 | 5 | 1 | 6 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 9 |
ブレイザーズ | アルビン・ウィリアムズ | 11 | 1–3 | 1-1 | 1-4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 4 |
TOTAL | 150 | 36–73 | 1-6 | 7-12 | 12 | 17 | 29 | 19 | 11 | 12 | 8 | 2 | 80 |
Score by Periods: | 1 | 2 | Final |
イースタン・カンファレンス | 38 | 47 | 80 |
ウェスタン・カンファレンス | 42 | 38 | 85 |
3ポイントシュートコンテスト
オールスターの前日の土曜日に行われた。それぞれ異なるチームに所属する8人の選手が選ばれた。1回戦で4人に絞られ、準決勝で2人に絞られ、その後決勝が開催された。
ジェフ・ホーナセック、ヒューバート・デービス、デイル・エリス、チャーリー・ウォードの4人が1回戦を勝ち上がり、サム・マック、グレン・ライス、トレーシー・マレー、レジー・ミラーが敗退した。準決勝ではヒューバート・デービスが24本を成功させ、15本でホーナセック、エリスが並んだため、2人は30秒間で何本3ポイントシュートを決めるか決定戦を行った。
選手名 | 1回戦 | 準決勝 | 決勝 |
ジェフ・ホーナセック | 17 | 15* | 16 |
ヒューバート・デービス | 15 | 24 | 10 |
デイル・エリス | 18 | 15* | |
チャーリー・ウォード | 15 | 11 | |
サム・マック | 14 | ||
グレン・ライス | 13 | ||
トレーシー・マレー | 12 | ||
レジー・ミラー | 12 |
脚注
外部リンク
- 1998年のNBAオールスターゲームのページへのリンク