規制過渡期(1971年 - 1977年)
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「MGC (トイガンメーカー)」の記事における「規制過渡期(1971年 - 1977年)」の解説
1971年の銃刀法改正により拳銃型の金属製モデルガンは金色(法律上の黄色に相当)メッキでの製造販売を余儀なくされ売上が激減した。MGCは黒いモデルガンを復活させる為に法律上、摸造拳銃に相当しないプラスチックでの製品化に踏み切った。 主たる部品(メインフレーム)をABS樹脂としたブローバックセミオートマチックのMGC SIG SP47/8とリボルバーのMGC ハイウェイパトロールマン41マグナムを相次いで発売し、モデルガンに新たな方向性を見出すことになった。しかしこの頃はあくまで金属製モデルガンが主力商品であり、ABSモデルガンはまだ発展途上の状態であった。 MGCでは銃器類取り締まりを行う警察庁と意見交換を行い、改造防止策の提案を行う事で共存を図っていたが、1977年には再び銃刀法が改正され両者は袂を分かつ形となり、MGC他モデルガンメーカーおよびモデルガン愛好家は国を相手取り裁判を起こすというところまで関係は冷え切った。新たな銃刀法改正では銃身分離型オートマチックの製造販売の禁止や硬度の高い金属素材の禁止等で金属モデルガンは壊滅的な打撃を受け、ABSモデルガンが主流になっていった。
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