複数のデザイン案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/29 15:57 UTC 版)
「レニングラード防衛記章」の記事における「複数のデザイン案」の解説
レニングラード防衛記章はニコライ・モスカリョーフ(ロシア語版)によって設計された。彼の設計以外にも、採用されなかった案が以下の7種類存在する。 ボリス・バルヒン(ロシア語版)は旧海軍省を背景に、フィンリャンツキー駅前のレーニン広場(ロシア語版)に建つレーニン像を描いており、像の右側には対空砲が置かれていた。 アーティスト集団「ボロビン」は3種類の記章案を出した。彼らのデザインに共通するのは、レニングラードのシンボルとレニングラード防衛の碑文«За оборону Ленинграда»が必ず刻まれている点である。1つ目はピョートル1世の騎馬像を描いており、騎馬像の下には機関銃と銃剣が置かれている。碑文はメダルの円周に沿って刻まれていた。 2つ目は旧海軍省を描いており、海軍省の周囲は月桂樹に囲まれている。碑文はメダルの円周に沿って刻まれていた。 3つ目はペトロパヴロフスク要塞を描いており、碑文はメダルの中央に刻まれていた。 A・カバコフは2種類の記章案を作成している。1つ目は赤軍と赤色海軍兵士及び赤色空軍の航空機がレニングラード旧海軍省前を進軍する様子が描かれている。また、メダルの円周に沿って«Отстоять город Ленина»(レーニンの街の防衛)と刻まれている。裏面にはウラジーミル・レーニンの肖像画と、«За оборону Ленинграда»が刻まれている。 2つ目は数人の守備兵がライフルを構えて戦闘準備に当たる様子が描かれている。メダル左側の円周に沿って«За Ленинград»(レニングラードのために)と刻まれている。裏面には«За оборону Ленинграда»が刻まれている。 N・コンギセルは首座使徒ペトル・パウェル大聖堂を背景に、レーニン像の前で小銃を構え突撃する赤軍兵士を描いた。
※この「複数のデザイン案」の解説は、「レニングラード防衛記章」の解説の一部です。
「複数のデザイン案」を含む「レニングラード防衛記章」の記事については、「レニングラード防衛記章」の概要を参照ください。
- 複数のデザイン案のページへのリンク