複数のドッキング区画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 13:46 UTC 版)
将来、ソユーズ宇宙船をラスヴェットおよびプリチャルの天底側ポートにドッキングし、プログレス輸送船をズヴェズダの船尾側およびポイスクの天頂側ポートにドッキングするのが標準手順になるかもしれない。これは、ズヴェズダの船尾側ポートに接続された移送チャンバーに小さな空気漏れがあることからできるだけ閉じていることが求められ、そうするともしもソユーズがズヴェズダの船尾側ポートにドッキングしている場合は行き来が妨げられてしまうからである。さらに、プログレスをズヴェズダの船尾側ポートにドッキングすればメインエンジンを使ってISSをリブーストすることもできる。プログレスはまた、ポイスクの天頂側ポートへもドッキングするが、これはピアースの離脱以降はポイスクが現在はロシア軌道セグメントの船外活動用エアロックの機能も果たしており、船外活動中はポイスクが与圧されていないためにポイスクにソユーズがドッキングしている場合には行き来が妨げらえるが、これはISSの避難シナリオに安全上の問題となるからである。
※この「複数のドッキング区画」の解説は、「プリチャル」の解説の一部です。
「複数のドッキング区画」を含む「プリチャル」の記事については、「プリチャル」の概要を参照ください。
- 複数のドッキング区画のページへのリンク