複数のセキュリティソフトのインストールに関する問題点とは? わかりやすく解説

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複数のセキュリティソフトのインストールに関する問題点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 17:31 UTC 版)

アンチウイルスソフトウェア」の記事における「複数のセキュリティソフトのインストールに関する問題点」の解説

セキュリティソフト(特にアンチウイルス)は、1台のパソコン複数(2個以上)の製品同時にインストールしないことが正常動作基本条件である。これは、機能的に競合起こし最悪場合OS自身巻き込んだ起動不良引き起こす危険性があるためである。 もちろん、機能的に競合しないよう配慮すれば、原理的には正常動作する(たとえば、アンチウイルスファイアウォールそれぞれ会社のものを個別インストールする、常駐しないセキュリティソフトインストールするなど)。 セキュリティソフトは、コンピュータ動作監視するために割り込み命令使用している。コンピュータは、その割り込み命令にしたがって割り込みハンドラ割り込みサービスルーチン)」を起動する。そして、セキュリティソフトはその割り込みハンドラ使用するセキュリティソフト用い割り込みハンドラは、最高優先度設定されており、他のソフトウェアスクリプト動作ロックする(このことを「排他制御」または「エクスクルーシブコントロール」という)。最高優先度設定されている割り込みハンドラセキュリティソフト用い割り込みハンドラなど)が複数存在すると、デッドロック共有資源奪い合い譲り合いによる動作衝突)やライブロック同様な衝突回避行動をとることによる動作衝突)が発生し競合発生する基本概念については排他制御割り込みハンドラ参照されたい。 本来セキュリティソフト用いられる割り込みハンドラは、最高優先度(同優先度)以下の割り込み対すフェアネス共有資源公平性)を満たしてならないなぜならば、最高優先度(同優先度)以下の割り込み対すフェアネス満たすと、そのこと利用したマルウェアセキュリティソフト突破できるからである。 要するに、割り込みハンドラ使用するセキュリティソフトメモリ上に複数存在すると、同優先度(最高優先度)以下の割り込み対すフェアネス満たしていないソフトが複数存在することとなり、競合発生する

※この「複数のセキュリティソフトのインストールに関する問題点」の解説は、「アンチウイルスソフトウェア」の解説の一部です。
「複数のセキュリティソフトのインストールに関する問題点」を含む「アンチウイルスソフトウェア」の記事については、「アンチウイルスソフトウェア」の概要を参照ください。

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