製法・使用法・保存法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 13:38 UTC 版)
泥を用意するなお、この段階で干し草を加え、木枠に入れて抜いて乾燥させると建築物を造るための「日干しレンガ mudbrick」となり、さらに焼成すれば焼成煉瓦となる。建築材料となり、ジッグラトの建設にも使われた。 篩にかけ、水でよく洗い、不純物を取り去るこの作業は、メソポタミアの場合は省くことが出来た。なぜなら河が泥を運んでくるときに十分に水洗いされ綺麗になっているからである。 板の形にする用途に応じた大きさで作る。大抵の場合,領収書など日常のちょっとした用途なので手のひらにのるくらいの大きさにつくり、学術書や外交文書などを作成する場合などは大型の板をつくる。 楔形文字を刻む金属や葦(あし)の茎でできた道具を押し付けることにより楔形の「へこみ」をつくり文字とした。 重要な文書の場合「日干し」にして焼き、そうでない場合単に「陰干し」にして乾かす
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