製品革の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:10 UTC 版)
銀面革 - 鞣した(なめした)革の表側。鈍い艶が有り、しぼが確認できる場合が多い。 スエード - 革の裏側(肉面)をやすり等で起毛させたもの。柔らかく、ビロード状に仕上がる。床革を使用する場合もある。 ヌバック - 革の表側(銀面)をやすり等で起毛させたもの。デザイン目的でドレスシューズにも用いるほか、傷を目立たせないという目的で登山靴にも用いられる。 エナメル - 革にエナメルペイントを施すことで光沢と耐水性を持たせたもの。ドレスシューズ(社交の場などで着用される装飾性・デザイン性の高い靴)などに多用される。最近はフィルムを貼ることも多い。 型押し - 牛革などにプレスで模様をつけたもの。模様は、ワニ革を真似た模様や格子模様、篭目(バスケットウェーブ)など様々ある。 クラッキング - 皮革にあえてひび割れを施したもの。カジュアルに多いダメージ加工。 色づけ - 色むらを出すために、色づけする場合もある。靴を成型した後に、脱色した革に色づけする場合もある。 製品染め - 靴やカバンを縫製した後、染色したもの。こなれ感と微妙な色ムラで使いこなされた風合いが出る。 オイル、ワックス仕上げ - 本来は防水効果のためであったが、プルアップや焦がしなどのファッション効果を求めて施されることが多い。 カゼイン仕上げ - カゼインを主体にして、グレージングやポリッシングで艶を出したもの。 はっ水、防水加工 - フッ素やシリコーン、防水用加脂剤等を使用して機能を高めたもの。 キュイルボイル(英語版)(英名:ボイルドレザー、「茹でた革」の意。)- さまざまなやり方が残っているが、その多くに沸騰させるプロセスがある訳でなく、共通するのは冷たろうが熱かろうが水に浸す事である。
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