行幸啓が中止された際の措置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:14 UTC 版)
「全国植樹祭」の記事における「行幸啓が中止された際の措置」の解説
1968年(昭和43年)5月19日、秋田県で開催された第19回植樹祭では、3日前に十勝沖地震が発生し行幸啓が中止となった。秋田県側は、急遽、秋田スギ苗木と鉢を皇居へ持ち込み「お手植え」をしてもらい会場へ搬送、当日に植栽箇所へ改めて移植するという手段を採った。「お言葉」は徳川義寛侍従が代読している。 なお、開催地が2巡目となり、再び秋田県に開催地がめぐってきた2008年(平成20年)には、開催前日に岩手・宮城内陸地震が発生。開催自体が危ぶまれたが、翌日、11,500人の出席者を得て開催。「お手植え」、「お手撒き」も実施された。 2020年(令和2年)に予定していた第71回(島根大会)は新型コロナ感染拡大のため1年延期となり、翌2021年(令和3年)5月30日に開催されたが、感染状況を考慮して行幸啓は行わず、赤坂御所(赤坂御用地)と島根県内の会場を中継でつなぎ、「お手植え」「お手撒き」を東京で行った後、後日、会場まで運搬されて移し替えられた。翌年も同様。以降予定していた大会も1年ずつ後ろ倒しされた。
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