著作権・商標の争議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/30 14:08 UTC 版)
ビクラム・チョードリーはビクラムヨガの方法の著作権を主張し、多くのヨガ関係者の怒りを買っていた。チョードリーは著作権を侵害しているとして他のヨーガスタジオを提訴したが、逆にヨーガに著作権はないとして提訴されている。訴訟相手にビラクムヨガという名称は使用しないよう要求し、2005年に和解した。アメリカ著作権局(英語版)は、ビクラム・チョードリーが言うようにヨーガのメソッドを著作権で保護することはできないとしており、法的には教えることも行うことも自由である。2015年10月には、ビクラム・チョードリーがヨーガのポーズ(アーサナ)や呼吸法の著作権を主張した訴訟において、アメリカ第9連邦巡回区控訴裁判所は著作権による保護を否定した。 日本では2008年に、ビクラム・チョードリーが代表である「ビクラムズ・ヨガ・カレッジ・オブ・インディア」が、日本で「HOT YOGA」、「ホットヨガ」の商標登録を試みた。その主張は、ビクラム・チョードリーがインドヨーガの普及のために使用している標章の一つが「HOT YOGA」であり、「HOT YOGA」、「ホットヨガ」はビクラムヨガの代名詞として世界中に知れ渡っているというものであった。しかし日本国特許庁は、「本件商標の出願時点において、我が国において、本件商標が、請求人ないし、その代表者の指導するヨガの商標として、我が国需要者にとって、周知・著名であったとする事実は全く存在しない。」と判断した。そして、請求人は「ビクラム・チョードリーが世界的に著名なヨーギーであり、かつ、『HOT YOGA』は、ビクラム・チョードリーが指導するヨガとして、米国を始め海外で広く知られている著名な標章であることを立証する」と述べているが、「各号証は、何らそのような事実を立証するものではない」として請求は無効となった。
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