著作権の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 14:22 UTC 版)
「プロジェクト・グーテンベルク」の記事における「著作権の問題」の解説
プロジェクト・グーテンベルクは、アメリカ著作権法に基づく電子書籍の状態確認に慎重である。テキストは、著作権の確認を受けた場合のみアーカイブに加えられ、確認の記録は後から参照できるように保管される。 他の幾つかの電子図書館プロジェクトとは異なり、プロジェクト・グーテンベルクは公表するテキストに対して新たな著作権を主張しない。代わりに、自由に複製、配布することを奨励している。ただしプロジェクト・グーテンベルクがそのテキストの出所であることを明示する必要がある。ライセンス等に言及する記述を削除して再配布や改変を行なうことはライセンス違反である。 プロジェクト内の大半の書籍は、アメリカ著作権法のもと、パブリックドメインで配布されている。プロジェクト・グーテンベルクの商標を使用する場合、各電子書籍に付随する法律文書によって、テキストの利用に幾つかの制限(改変後の配布や商用利用などに対するもの)が加えられる。"Project Gutenberg "はプロジェクト・グーテンベルクの商標であるので、この商標を用い、プロジェクトが公表したパブリック・ドメインのテキストを許可なく無断で商業的に利用することは認めていない。ヘッダを削って商標を使用しない場合は、パブリックドメインのテキストは制限なしに利用することができる[要出典]。 著作権者の許可を受けて配布しているテキストもある。これらのテキストは、著作権者が特に定めた制限に従う。 1998年、ソニー・ボノ著作権延長法によってアメリカでの著作権の保護期間が20年延長された。これにより、延長期間20年分のアメリカの作品はパブリックドメインと見なされなくなり、プロジェクトに加えられることはなくなった。これらの追加が再開されるのは1923年発表作品の保護期間満了後の2019年1月1日以降となる。
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