菊ごぼうとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 食物 > 野菜 > 山菜 > 菊ごぼうの意味・解説 

きく‐ごぼう〔‐ゴバウ〕【菊×蒡】

読み方:きくごぼう

キク科多年草。高さ約50センチ。根は黒くて長く多肉質線形で、基部を抱く。夏、黄色の花をつける。根は煮て若葉サラダにして食べる。ヨーロッパ原産で、観賞用に栽培

ゴボウアザミの別名。


菊ごぼう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 08:18 UTC 版)

菊ごぼう

菊ごぼう(菊牛蒡、きくごぼう)は、主に岐阜県恵那地方(恵那市中津川市)などで栽培されている山菜の1種。他の地域では「山ゴボウ」「アザミゴボウ」ともいう。飛騨・美濃伝統野菜である。

概要

切り口の模様がの花に似ていることから菊ごぼうと呼ばれる[1]。草姿や食味が似通っているためかゴボウの名前がついてはいるが、正確にはキク科アザミ属モリアザミの根であり、ゴボウ属のゴボウとは同科別属である。

主な産地は岐阜県恵那市と中津川市である[1][2]文久2年(1862年)、美濃国恵那郡富田村[3]で三森山に自生していたものを栽培したのが始まりとされる[2]。本格的な栽培は明治時代以降である[2]

特徴

  • 6月下旬〜7月上旬に播種。10月下旬〜11月下旬、霜にあたり葉が枯れ上がったところで収穫する。
  • 茎は小指〜薬指程度の太さで、長さ30〜40cm。白味を帯びている。
  • 赤土土壌で栽培され、独特の風味と香りがあり、柔らかく歯ごたえが良いのが特徴である[1]。食べ方としては、漬物(味噌漬け、醤油漬け等)がある[1]。地元ではすき焼きや鍋物等の具としても使用する[2]
  • 長野県では醤油漬けにされた物や信州味噌に漬けたものが「山ゴボウ」として販売されている。
  • 愛知県豊田市では豆味噌漬けや醤油漬けが販売されている。

主な菊ごぼう味噌漬の販売店

  • 水半名物販売店(岐阜県恵那市岩村町)
  • マルコ醸造(岐阜県恵那市明智町)
  • 双美屋(岐阜県恵那市大井町)
  • ヤマツ食品(岐阜県中津川市)
  • 仁科吉五郎商店(岐阜県中津川市)

脚注

  1. ^ a b c d 菊ごぼう”. 岐阜の極み. 2021年1月18日閲覧。
  2. ^ a b c d 漬物類 | え~な恵那【岐阜県恵那市観光サイト】一般社団法人恵那市観光協会”. www.kankou-ena.jp. 2021年1月18日閲覧。
  3. ^ 現在の岐阜県恵那市岩村町富田



菊ごぼうと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「菊ごぼう」の関連用語

菊ごぼうのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



菊ごぼうのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの菊ごぼう (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS