航路との関係とは? わかりやすく解説

航路との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 23:15 UTC 版)

神戸空港」の記事における「航路との関係」の解説

神戸空港神戸港入口にある海上空港であるために、空港設置時船舶との干渉懸念された。ただし、航空法制限表面規制建物錨泊船など固定物に対す規制であって移動中の船舶対す規制はない。 神戸空港建設にあたっては、航空法建築物対す規制そのまま船舶援用し、想定する大きさの船のマストの高さがこの規制かからないよう航路設定等を行った具体的には、空港に近い旧神戸第2航路廃止、旧第1航路拡幅の上神戸西航路変更神戸第3航路(=現神戸中航路)とは滑走路端から3000m程度離すなどである。 航路から滑走路までの海域では、進入表面マストかからないよう安全情報提供され船舶留意して走行するようになっているが、上述理由から特段航行禁止行われていない。航路逸脱した船舶には注意喚起が行われるものの、制限表面超えるマスト高の船舶進入し、かつ航空機が危険であると判断する場合は、航空機避けるものと整理解釈されている。 しかし一方で進入表面などは余裕をもって設定されている。たとえばILS3度)で進入する場合滑走路端から3km離れた地点での飛行機の高度は150mであるが、このときの進入表面は高さ60mであり、船舶制限表面内に進入してきた場合ただちに危険な状態陥るわけではない。 なお、神戸空港では上述のように航空法固定物の制限傾き2%)をそのまま船舶適用して航路設定等を行ったが、神戸より条件厳し羽田空港のD滑走路では、移動物のICAO標準傾き2.85%)に従うことで、航路近接している状況での滑走路新設を可能とした(神戸空港島神戸中央航路の距離は約2700m、羽田D滑走路東京第一航路は約1700m)。

※この「航路との関係」の解説は、「神戸空港」の解説の一部です。
「航路との関係」を含む「神戸空港」の記事については、「神戸空港」の概要を参照ください。

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