航路と用船の迷走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/11 00:09 UTC 版)
当初は、岡田港~久里浜港~館山港で事業免許を取得申請する予定だったが、館山の地元漁協との間で漁業補償がまとまらなかったため賛同を得られず、館山への就航を断念している。用船も同様に迷走し、当初は長崎の船会社から小型双胴船「くいーんろっこう(25ノット、定員160名)」という船を傭船したが、種々の理由から就航を断念し、伊豆箱根鉄道所有で西伊豆航路で活躍していた「こばるとあろー(2代)」に変更、これを「ふじ」と改名し就航させることとなった。このため、当初2001年9月を予定していた就航は2002年3月にずれ込むこととなった。また、久里浜側のターミナルも館山への航路が脅威になると危惧した東京湾フェリーとの関係がこじれた影響で同社が所有するターミナルが使えず簡素なプレハブ小屋での営業となった。
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