自然言語での例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 09:25 UTC 版)
目的語-動詞-主語の語順が支配的に取られる言語の多くは南アメリカのものが占めている。具体例としてはヒシュカリヤナ語、アスリニ語(英語版)、ウラリナ語(英語版)等が挙げられる。また、OVS文型と主語-目的語-動詞順の文型とが併存している言語の例としてはマクシー語(英語版)、アパライ語(英語版)等が存在する。この内ヒシュカリヤナ語、アパライ語、マクシー語の三者はカリブ語族に属するものである。 またこの語順は、格標識があるため比較的自由な語順が許される言語において、目的語を強調するときにも使われる(支配的ではない)。ルーマニア語、バスク語、エスペラント、ハンガリー語、フィンランド語、そしてある程度はドイツ語がその例である。さらにスウェーデン語など、通常は広範な格標識のない言語でも、格標識を持つ代名詞が含まれる際にはこの語順が許容される。
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