自然現象説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 16:12 UTC 版)
「後方散乱#写真において」も参照 オーブは夜間に霜が降りてきた時や、洞窟内や滝や渓谷など、晴天下の屋外よりやや暗い場所で、湿り気のある場所で映り込む事が多い。従って空気中の水蒸気や埃などの浮遊物が、カメラのフラッシュなどの強い光源の反射により映り込んだものであると一般的に解釈される。 通常の全自動カメラでは、本来の被写体にピントが合い、かつ被写体が適度な明るさになるよう、ピント位置とフラッシュの光量がカメラ側で調整される。このようなカメラでは、暗い場所やフラッシュを使用する場合に絞り開放となることが多く、明るい場所より被写界深度が浅くなるため被写体以外がボケやすく、かつボケの形状が正円となる。そうして写り込んだ、ピンぼけした微粒子が、一般にオーブとして認識されるものである。近年一般的な、レンズとフラッシュの位置が接近したコンパクトカメラでは、光の反射角が小さいため、通常は目に見えない粒子の反射が写り込みやすい傾向があり、かつ被写体よりカメラに近い位置にある微粒子には、カメラに近い分、より強い光が当たるためはっきりと写り込む傾向があるデジタルカメラが普及した事もオーブ写真が増えたことと関連している。
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