自然現象による原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 19:08 UTC 版)
自然的な理由ではげ山となるには、一時的なものと永続的なものがある。 一時的なものは、何らかの理由で植生が激しく破壊された場合で、再び落ち着いた地表で遷移が進んでゆくため、当面は樹木が出現しない場合がある。 大規模な山火事の発生 広域的な気候の変化 火山噴火の発生 これに対して永続的な例は、何らかの理由で遷移の進行が阻害されている場合である。以下のような場合がある。 土質の問題。蛇紋岩地帯や石灰岩地帯では森林が発達しづらい例がある。カルスト地形などもその例である。鉱山のある地域でも似た例がある。 活火山:活動のたびに表面を焼かれる上、普段から火山ガスの噴出などがあれば、植物群落の発達は期待できない。 また特別な事情がなくても、山頂部に高い木が育たない例は多い。山頂部は水不足となりがちで、かつ風当たりが強く、温度の低下も招きやすい。そのため標高が高くなくてもより高い標高に出現する植物が見られたり、低木や草原になりやすい。これを山頂効果という。また森林が生育する限界地的場所を森林限界と呼ぶ。
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