自然災害に対する脆さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/30 02:07 UTC 版)
「住吉台 (大津市)」の記事における「自然災害に対する脆さ」の解説
2008年(平成20年)夏から、老朽化した下水道管から漏水し、アスファルトの下が空洞化したことが原因で、地区内道路5か所が陥没した。行政による支援が受けられないため、住民が必要資金を出し合って、取りあえずの応急処置を施してはいるが、本格的な下水道整備の費用は工面できず、漏水は続いたままである。それどころか、整備のために地区内に入ったミキサー車の重量に耐えきれず、道路がさらに陥没する事態を招き、当地区住民は不便な生活を強いられている。 2010年7月には、豪雨により地区内に高さ約10m、幅約8mにわたって土砂が流れ出るがけ崩れが発生。がけの上にある2軒の住宅は基礎部分が崩れ落ち、家屋全体が崩落する危険があるため、住居に立ち入りできない状況となった。しかし、2軒の住宅の番地が地図では別の土地に所在することになっている上に、このがけ崩れの現場も登記上は複数の地権者が存在している。復旧工事を開始するためには、これら地権者全員の許可が必要とされる。大津市などが地権者を特定し、同意書を集めるのに約1か月かかったという。
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